なぜ、胸にトラの顔があるのだ!?
というセリフが有名かはさておき、ビルドタイガーのお話。
因みにトラの顔があるのはスパロボ30においては大河幸太郎にあやかって。
高い再現度の『シナリオ』
最近のスパロボは原作再現は程々にして、クロスオーバーに力を入れている節があります。
例えば前作TのマジンガーZ INFINITYなんて殆ど原作再現されていませんが、
主人公の兜甲児に比べて自由に動ける剣鉄也の自軍入りが最序盤だったり(その代わり映画冒頭の防衛戦はない)
結婚している鉄也とそれを慮るガンソードのヴァンがいい関係を築いたりしていました。
その点でジェイデッカーを見ると、
デッカードの起動とジェイデッカーへの合体が同じ話数に入っていたりとまぁ今回も原作再現はほどほどなんだろうなぁと思った所存。
こと「失敗」というイベントに関してスパロボ(特に近年のもの)では無視されるケースが多くあります。
原作でのジェイデッカーへの合体は勇太がシミュレーションで失敗した後、
相手が心を持つデッカードだから合体に成功できるという二人の絆をよく表現したものでした。
これについては正直スパロボの演出が残念でなりません。
まぁビルドタイガーはサブ勇者ですし、ジェイデッカーがおざなりになるならこっちもないだろうと思っていたところ
失敗しました。
しかも原作通り二回!!
まさかちゃんと再現してくれるとは思っておりませんでした。
しかも原作通り二回。
そもビルドチームが合体できない理由は何だと。
プログラムとしてはちゃんと存在するのに。
ではデッカードと勇太の絆を手本にしてみようと挑戦して二回目の失敗。
ならば、自分達が本当に合体できない理由は何なのかと。
そして三人がそれぞれ大切なものを見つけたことでビルドタイガーに合体成功。
満を持して。
スーパービルドタイガーでも失敗
因みにこの後スーパービルドタイガーの合体でも一回失敗します。
よもやここまで再現してくるとは感無量。
ただ原作とは合体タイミングが全然違いますけどね。
ビルドタイガーの性能面
性能面に関しては私が気にしてないので本記事では扱いません。
ただ武装については、ビルドタイガー時は2つだけです。
スーパービルドタイガーになって3つに増え
合体攻撃:タイガーファング
ジェイデッカーとの合体攻撃が増えます。
ただし発動はスーパービルドタイガーのみ可能。
因みに元技のタイガービームと共に、アニメーションと打って変わって格闘武器です。
ゲッタービームが格闘みたいな話。
ファンオススメ
正直、話しの構成の再現度で言えば主役であるジェイデッカーよりも高いかも知れません。
戦闘アニメーションも細かく動くものではないですが、
少ない枚数で魅力的に見せてくれるようになっています。
ファンとしては、この再現度がとても嬉しい。