こだわってるここがいい

さてスパロボ30の購入動機の3分の1ぐらいがナイツ＆マジックの参戦にあるわけですが、
新規参戦作品である原作の扱いはどうなっているのかというお話。

先に言っておくと、個人的には
「原作再現が殆どない」ことを嘆きつつもまぁ良いかと思っています。
ある一点を除き。

---

(原作の)参戦タイミング

地上ルートで進めている場合はそれなりに早く仲間にできるわけですが、
仲間になるタイミングで『原作』はどこまで進行しているのか。

これははっきりいうと、原作アニメ全13話中10話ぐらいで参戦しています。
つまりナイツ＆マジックの原作再現は殆どありません。

原作のここまでの流れは(魔獣関係を除き)

学園編 → 新型幻晶騎士製造 → 新型強奪 → 人馬騎士製造 → 新型同士の模擬戦
→ ゴルドリーオ製造 → イカルガ製造 → スパロボ30

ぐらいの形になります。
ナイツ＆マジックという作品の魅力は序盤の兵器開発史にもあるわけですが
スパロボに参戦するにあたってこの辺りは総カットです。

ただスーパーロボット軍団という原作世界より遥かに技術力の進んだ仲間がいる中で
果たしてこの展開をどれだけ再現できるのかという疑問はあります。
ある意味カットした事自体は正しい判断だったのかも知れません。

---

初期参加機体

このため主人公であるエルネスティは最初からイカルガに乗っています。
同時に参加するアディとキッドもツェンドルグに乗っています。

原作だと人馬騎士はツェンドルグからツェンドリンブルに変更されるのですが、
一人乗りのツェンドリンブルに比べれば二人乗りのツェンドルグの方がユニットとして使いやすくあります。

そういう意味では、原作をかなり無視しますが英断です。

因みに本来ならツェンドリンブルに装備されるはずの魔導飛槍（ミッシレジャベリン）が搭載されています。
加えて武装自体はそもそも原作12話で装備されるので、原作のほぼ終了間際に参戦してる形に。

---

ジャロウデク軍の扱い

では原作でこの辺りの敵役だったジャロウデクはどうなってるかというと、
スパロボの世界に異世界から転移してきて暴れまわるというそれはもうスパロボらしい展開をしています。

しかも幻晶騎士は装備されている特殊技能のせいで結構厄介な敵となっているので、
原作再現としての扱いは微妙なところですが、機体としては優遇されているようにも見えます。

正直まだ敵ユニットがどこまで出てくるのかわからないところもあるので、
敵側の世界観への混ざり具合は結構期待が持てるところです。

---

全くもって空気ではない

して、そんな原作再現あまりしてない新規参戦作品が空気かというと、
参戦を知ったファンの大方の予想通り全然空気ではありません。

まず主人公であり極度のメカオタクであるエルネスティが色んな場面で目を輝かせてくれます。
グレートマジンガーの登場に喜び、ビルドチームのお披露目に喜び、
戦闘でも敵のメカの造詣に色々コメントしてくれます。

彼がスパロボに参戦したらどうなるかというファンの予想をこれでもかと体現してくれています。

スパロボ参戦を待ち望んでいた人にとって
このエルネスティの暴走…もといコメントは大いに期待に応えてくれることでしょう。

---

問題点

しかして一点、とてつもない問題があります。
これは私もネットで調べただけで一切確定情報でもなく、何らかのフラグで参戦するのかはわかりません。

ただ現状、現状を鑑みるならば、
スパロボ30のナイツ＆マジックは

グゥエラリンデとアルディラットカンバーが参戦していません。

銀鳳騎士団最重要戦力の二機がいないらしいのです。
いや待て。ジャロウデクと戦争状態に入っており、
話の上ではエドガーとディートリヒも元の世界で戦っている事になっている。

しかしこの二機がいないのだとすれば、ジャロウデクとの決戦はどうするのか。
何より本作参戦にあたってユニットの再現に最も期待されていた部分でしょう。

なのにメイン級ユニットが二体も居ないのはどういうことか。

---

きっと否寄りの賛否両論

さて、満を持してスパロボに参戦したナイツ＆マジックですがその実、
エルネスティというキャラクター再現を見るなら良、
原作アニメの再現を見るなら最悪という状態です。

特にメイン二機居ないのが大変よろしくない。
これはまだ確定してないのですけど、半確定のようなものですしね。
(パイロットの声優つながりでDLC2にこっそりついてくる可能性がないとも言えませんけど)

新規参戦なのになんで扱いが他と全然違うのでしょうね。
悪いというか、昔のダンクーガみたいな扱いをされています。

• 【スパロボ】スパロボ30のツェンドルグ
• HOME
• 【ガンガンピクシーズHH】Vita版との違いまとめ

---