7月6日に発売されたqureateの最新作、センチメンタルデスループの感想記事です。
死に戻りを体得してしまった主人公が親友に殺される未来を変えるために奮闘する探索ADVゲームです。
なんか前に同じような内容のゲームの話をしてなかったかと思われるかもしれませんが、多分気の所為です。
というか本作が発売されたことであちらのハイプライス作品としてのできの悪さが目立つ…。
qureateのグロ枠
本作は「廃深」に続くqureate作のグロ系ゲームです。
ただホラー要素はなく、ヤンデレにぶち転がされるタイプのゲームです。
…………………。
探索中、唐突にドスの効いた声で「どこに行ったぁー!!」とか叫ばれるのはホラーと言えばホラーですが。
探索要素
本ゲームは家の中を探索して「自分が殺される原因」を見つけるのが主目的となっています。
その過程で暗号を解きアイテムを入手するといった脱出ゲームの要素も加わっています。
またマップ中の色々なアイテムを入手して迫りくるヤンデレを妨害することができるのですが、
実際これを使わなくてもタイムリープでやり直すことができるので、
こっちはゲームとしての味付けに近いモノと思われます。
タイムリープを使わない方が良い要素もあるにはありますが、
そこまで緊張感を持ってプレイするものでもありません。
探索難易度
脱出ゲームとしての難易度は高くなく、稀にヒントが不親切な場合もありますが
ゲーム内の要素だけで考えればクリアできるようにはなっています。
ただヒントを得るタイミングがタイムリープを使わないことを前提とした場所にあったりして
タイムリープを使うと詰んだ感じになるような場面がなくもないです。
またヤンデレさんはマップを徘徊しているのではなく、
マップにあるものを調べた回数に合わせて出現するようになっているため、
プレイ内容が忙しくなったりもしません。
その点、マップを詳細に調べたいならタイムリープを繰り返さないといけませんけど。
シナリオ
登場キャラクター達の心情や行動理念に大きな矛盾や突っ込むどころはなく、
ストーリーとしてしっかり構成されています。
特にこういうゲームで最重要となるヤンデレがヤンデレになった理由や、
その解放、順序立てといったところはきちんとまとめられています。
まさかヤンデレが2人いるとは思いませんでしたが…。
エロい?
エロい要素は稀にパンツやブラが見えるぐらいで、過去作のようなガッツりエロい部分はありません。
デュエルプリンセスのようなやりすぎな要素もなく、
廃深のようなオカルトホラー的なエロもなく。
CERO:Dも主にぶち転がす側の表現だと思われます。
ゲームとしては十分プレイできますし内容にも問題はありませんが、
単純にエロい脱出ゲームがやりたいならプリズンプリンセスもオススメ。
まとめ:ゲームとして普通
プレイ感想をまとめると、本作はゲームとしてあまりに普通です。
普通にプレイできるし、普通に攻略できる。
ボリュームはフルボイスであることを鑑みれば値段相応といったところ。
ただ今までのqureateにあったバカな要素はないため、
良い意味でも悪い意味でも普通です。