さて、閃乱カグラもEVとPBSをプレイしたので、
今回はちょいとその2作品でどちらをプレイするのがいいか見てみたいと思います。
比較する理由は端的に言うと、PBSが閃乱カグラシリーズとして良いゲームかどうか。
いや、巷でPBSは閃乱カグラじゃなくていいよねとか言われてたのでつい。
ただしこの2作品はジャンルが全く異なるので、あくまで共通部分に絞って比較します。
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EV? バーストリニューアルはいいのかって?
一応触れておきますと、閃乱カグラシリーズに全く触れていなかった私からしても、
バーストリニューアルは価格設定が疑問でなりません。
まず内容が殆どEVの使いまわしである上に、リニューアル作品です。
しかもキャラクターは大幅に減少して12人しか使えません。
EVで28人使えたのに半分以下の収録数です。使いまわしなのに。
一応後日DLCで配信され、配信から2週間ほどは無料というシステムでした。
が、正直言って永続無料でも十分すぎる内容です。
パッと見いいところはなにか? とすると、まぁあるにはあります。
忍転身のモーションが個別になったという部分なんですけどね。
EVでは全員巻物を天に掲げるだけだったのがそれぞれの特徴に合わせた固有モーションになっています。
まぁ私がそういう拘りが好きなだけなので、一般的には殆ど評価されてませんけどね。
というわけで、EVとPBSの比較始まります。
比較1.キャラクター数
最初は登場キャラクター数の比較。
PBSはEVの後に発売された作品であるため、初期から使用可能なキャラクター数はPBSの方が多いです。
EV28人、PBS33人。
ただしEVはジャスミンと小百合を別枠で計算した場合の合計で、
PBSもエイプリルフールネタで小百合の参戦を広告していたりしました。
婆さんのくねくねフィニッシュもあるぞ!
PBSでの追加キャラは、EVではDLCだった菖蒲と奈楽、神楽。
他ソシャゲから3名。
とまぁ、追加キャラではあるのですが、完全な新規キャラは一人もいません。
あくまで閃乱カグラオールスターみたいな感じです。
ただPBSは驚異のDLC量で、コラボ含めて総勢16人。
総合系は49人に登るとんでも人数です。
しかも内2名はヴァルキリードライヴより参戦ですよ!
作品として忘れられてなかったことが何よりも嬉しいところ。
キャラクターの数だけでいえば間違いなくPBSの方が良いです。
これは後述する更衣室の方にも言えることですね。
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因みにキャラクター追加セットに絞った場合のお値段は、合計でなんと9,723円である。
PS4ソフト一本買えるぞ。
比較2.バリエーション数
さて、キャラクターが多くても気になるのはキャラクターごとの違い。
この観点で言えば、EVは28人全員が別のモーションを持っています。
中には優劣の激しすぎるバランスもありますが、どのキャラを使うか悩む時間は楽しいもの。
反面PBSは10種類のウォーターガンでの差別化です。
かつ全員がどのウォーターガンでも使えるため、キャラとしての差別化は殆ど見た目だけとなります。
近接攻撃が全員別に設定されているものの、性能はほぼ同じで基本的に使われないためノータッチ。
逆に言えば好きなキャラクターを好きに使えるので汎用性はかなり高いです。
よってPBSは、10種類のキャラクター性能を33種類の見た目で使えるということ。
ただそういう観点からすると、EVは更衣室で見た目とアクションを融合させることができるという利点も。
比較3.忍らしさ
シリーズの本流であるEVには当然ながら忍要素(というか閃乱カグラ要素)が満載であります。
忍転身や忍術要素、細かなモーションから見て取れます。
反面PBSはまぁ外伝作だからか忍要素は殆どないです。
そもそもPBSの規定で忍術は禁止されている状態。
ただ大ジャンプや高速移動はできるため、TPSとして見た場合のハイスピードアクションぶりは忍らしいといえばらしいところ。
またPBSはカードによる特殊攻撃ができるため、普通のTPSとは異なる点もあります。
ただこの点、個人的には「
裸盛り」とか「
ピンボール」とか「
HD振動」とかやってるので今更。
比較4.UI
ここだけは明確に優劣が付きますが、はっきり言えばEVのUIはクソです。
例えば細かいところではメインメニュー画面に殆どの機能が揃っているのに、購買部だけは何故か「カグラ千年祭」モードにしかないとか。
一番酷いのはカーソルが必ず初期位置に戻ること。
例えばメインの忍務は50ステージぐらいありますが、カーソルの初期位置は現在クリアした最後発の忍務に固定されます。
全クリ後に高難易度で忍務をクリアしていこうとして、
例えば忍務10をクリアしてメニュー画面に戻った時、カーソル位置は忍務50に合わさります。
このため10,11を続けてやろうにもクリア後に一々カーソルを移動させる必要があるのです。
しかも選択方法は横一列に並んだ項目を移動する形になるので選択するだけでも結構時間がかかります。
全てのモードでそうで、キャラごとに別れている百花繚乱記でも初期位置は雪泉固定です。
蛇女子学園のキャラクターをクリアしていこうにも、紫をクリアしてメニューに戻ると雪泉に合わさっているのです。
こういう繰り返しプレイを推奨するゲームなのにUI面がちゃんとされてないのは非常に億劫です。
反面PBSは初期位置もクリア後もちゃんと位置を記憶してくれます。
いや、それがゲームのUIとしては当然なんですけどね。
比較5.更衣室
閃乱カグラシリーズお馴染み、キャラクターの見た目を変更できる更衣室モード。
先述したとおり、キャラクター数と衣装の数、髪型といった部分はPBSの方が圧倒的に多いです。
またPBSは既存キャラの髪型に変更が加えられているものもいるので、そういったキャラは元と変更後で2種類の髪型が存在します。
PBSの衣装はEVの忍転身前後も含まれるため、水鉄砲合戦時も衣装だけは忍装飾にすることは可能。
またこの場合は衣装破壊が発生するようになります。
ただし全裸はおろか下着姿にもなりません。
まぁくねくねフィニッシュがある関係上仕方ないですけどね。
因みに破れる衣装や、スク水等の上下が分かれていない水着を着用している場合も、
くねくねフィニッシュは必ず上下が分かれたシンプルな白の水着となります。
あとPBSの更衣室は背景が3Dの脱衣所になっているので臨場感はこっちの方が上です。
ただEVが3DになってないのはVitaの関係かと思われる。
スペックより縦持ちで使う場合とかの関係。
比較6.ジオラマ
もう一つ、キャラクターをマップに自由に配置してポーズを取らせてスクショを撮れるジオラマあります。
ただ、これは双方殆ど違いはないです。
PBSの利点で言えば、髪型もそうですがポーズが最初から全部解放されていることです。
EVはポーズを解放するのにゲーム進行が必要ですし、髪型は百花繚乱記をやらないと増えません。
その点で言えば、PBSの方がゲーム開始直後からジオラマを自由に楽しめます。
反面両者の違いはマップの種類しかありません。
EVは各学園の校舎や忍結界、修行場といったもの。
PBSは試合会場や旅館、温泉といったもの。
総数はEVの方が多いので、ジオラマを楽しむならEVの方が良いかもしれません。
というか、なぜジオラマは武器を構えられないのだろうか。
武器の種類が一番違いを出せるのに…。
ついでにショップ
これはあくまで余談ですが、PBSのショップは全キャラを店員にできます。
見てくれ、この紫の「早く帰りたい」という想いが透けて見えるスマイルを!
好きなキャラに接客されたい人は是非。
因みにショップ店員に更衣室の変更は反映されません。
結論:どちらがいいか
個人的にTPSが好きってのもありますけど、総評としてもPBSの方が良いような気がします。
たくさんのキャラクターで着せ替えを楽しみたいなら間違いなくPBSの方が良いです。
逆にキャラクターのバリエーションと固有のアクションゲームとして楽しみたいならEVが良いです。
ただ先の記事にも書いたとおり、EVも結局最終的に全キャラやることが同じという問題に、
個々の性能差のバランスが酷いという課題があります。
結局はどれだけエロ可愛い女の子を愛でたいかです。
そしてDLCキャラに好きな子がいるならPBSはいいぞ。