サークル「しもばしら工房」さんより
2020年12月11日に発売された戦闘エロRPG「魔法少女セレスフォニア」の感想になります。
先に書いておくと超ボリュームの作品であり、
自分は趣味を踏まえつつプレイして性ステータスを埋めるのに16時間掛かりました。
それぐらいの作品ですので、戦闘エロだけを求める人は注意。
全体の傾向としてオーソドックスな戦闘エロを搭載した変身ヒロインものです。
主人公はある日化け物に襲われていたところを偶然手にした本の力で変身し、
やがて世界を滅ぼしかねない敵と戦う決意をしていくというもの。
戦闘エロ以外にも通常のエロシーンに加え、立ち絵変化を伴うトラップの数々に
主人公のエロステータスや状態異常など、エロイベントがふんだんに込められています。
先に書いた通り、性経験が随時記録されていき、
場合によってはバッドステータス染みた性成長スキルを得るなど、
主人公を厭らしく開発してく調教シミュレーション的な側面もあります。
性経験とバッドスキルならよくあるのでは?
と思うかもしれませんがこのゲームは一味違います。
性経験はよくある愛撫経験やセックス経験、絶頂経験といったものから
より細分化された奉仕経験や膣射経験。
変身ヒロイン物でよくある敗北陵辱経験や呪刻経験(淫紋とか)、触手経験。
特異なものでは敗北監禁経験(敗北陵辱と別)や学園淫行経験など、
総数ざっと33個。
性成長スキルはオナニー中毒やアナル狂い、肉便器とか色々合って79個。
そこに更に各部位の開発度など入ります。
特に変身ヒロイン物に抱いている偏見をぶつけるにはもってこい。
作者さんもそう思ってるのか取り分け尻穴に関する調教項目が(他作品に比べて)多いです。
敗北イベントだけでもアナル調教が数種類。
アナル開発だけしまくれば「処女ビッチ」というスキルも獲得可能。
ケツ穴ヒロインも育成可能です。
変身ヒロインは尻穴が弱い。常識だね?
作品を彩るのはその膨大なエッチイベントの数々。
例えば全てのダンジョンに道中の敗北イベントとボス敗北イベントがありますが、
8ステージ(+ラストダンジョン)あるのに加えボス敗北は3段階まで変化します。
(一部はボスに敗北してフラグが立つので、その後に別のエッチシーンを行います)
そこに道中でのトラップエロと戦闘エロ。
通常シーンでは電車でのチカンに学園での淫行、
協力する代わりに変身姿での写真撮影をされたり、体育教師に雌犬に変えられたり。
特に催眠系の内容が細かく、ある時点から学園全体に催眠効果が展開されるのですが、
常識を改変されると授業で卑猥な文章を読まされたり、昼食がザーメンになったり、
男子の性処理係員にされたり。
これが淫乱度というステータスで3段階に変化していくのもあり、
差分含めたイベントスチルだけで800枚超えの大ボリュームです。
気に入っているのは露出系のイベントの数々。
ある露出魔との遭遇イベントの後、露出用のアイテムを入手すると夜の公園で露出プレイが可能になります。
最初はブラジャーからから。
次に両方の下着。
そして最後は全裸徘徊まで。
更に羞恥耐性というパラメーターが一定値を超えれば、
いついかなる時でも服を脱いで行動ができるようになります。
ついでに下着も取ればいつでもどこでも全裸徘徊が可能です。
街の平和を護る変身ヒロイン物で全裸徘徊できるRPG。
素晴らしい。
個人的に一番の目的だった戦闘エロとトラップエロの立ち絵変化。
戦闘エロでは敵の拘束攻撃がヒットすれば拘束用の立ち絵に変化。
キスや胸、秘所、アナルといった部分の愛撫はカットインで。
前と後ろの穴の挿入で立ち絵が変化します。
変化パターンは人型の方が多く、
人型は汎用拘束、イラマチオ、膣挿入、アナル、駅弁(両穴)の5パターン。
対して触手は汎用拘束、口、膣 or アナル or 膣尻口の組み合わせ 3パターンだけです。
総じて満足度は高く、RPG部分にしても難易度調整がありイージーモードはかなり軽快に進みます。
終盤になってマップの敵シンボルに触れるだけで敵を撃破できるアイテムを作成できれば、
後はラストダンジョンで敵シンボルに触れるだけでトントン拍子にレベルが上がるなど。
色々ダレることはなくプレイできる親切設計をしております。
エロとして、ゲームとして、両面において完成度の高い作品です。
16時間プレイできるほどの大作に豊富なエロイベント。
書いてきた通り満足度はかなり高いものです。
だがしかし……だがしかし…!当ブログが戦闘エロを扱っていることもあり、どうしても言って置かなければならないことがあるのです。
このゲームの戦闘エロ……
ちょっと残念なところがある決して悪いわけではないのですけど、残念なところがあります。
高望みの分類にはなるのでしょうけど。
例えば先に書いてきた立ち絵エロの数々。
1マップ基本的に1つはトラップがあるので、8ステージ分のトラップがあります。
例えばこちらのトラップ。
拘束され、催眠触手を充てがわれて堕落していくシチュエーションです。
催眠触手。変身ヒロイン物として他とないの題材ですね。
でもこれね、戦闘エロにないんです。
しかもただないということではないのです。
ブレインジャッカーというそれはもう催眠攻撃やってきそうな名前の敵がいるのです。
でもこいつね、汎用触手拘束なんです。
どう見たってあなた催眠触手の持ち主でしょう!?
(因みに寄生生物を付着させてきますが、寄生は服にする奴です)
あと同系統の敵にマインドサッカーという奴が…。
こっちの説明は「不気味な触腕を持つ怪魔。相手の精神力を吸い取ることが出来る。」
君も催眠系では?
触手でいうと他に触手椅子に座らせられるトラップがあるのですけどこちらも戦闘エロでは発生しません。
悲しい。
他、例えば人型は2穴攻めで立ち絵が変わるなど種類が多いと書きました。
けど、イベントでは他に2種類の立ち絵が確認できるのです。
しかも一方は膣挿入とイラマチオが同時に発生すれば立ち絵に反映されそうな雰囲気があります。
しかしてイラマチオを行える敵は実はレネゲードフレイマー一体だけです。
そしてこのフレイマー、膣orアナル挿入できる敵と一緒になったトループが存在しないのです。
もしこれちゃんと立ち絵変化が設定されているとしても、表示できないんじゃ意味がないですよ…。
他にも催眠装置を付けられた敗北イベントや種付けプレスかまされてる立ち絵も戦闘エロにはありません。
別の話ですけど、触手アナルパールを突っ込まれる最高の敗北シチュエーションが有るのですが
こちらはアナルパールを出し入れしている立ち絵もカットインもありません。
文章が最高なだけに、カットインだけでもあると良かったなぁ、と。
というわけで、作品全体はとても満足できる内容です。
豊富なエッチイベントの数々に800枚を超えるイベントスチル。
シーンの傾向も最初は調教に耐えていたセレスフォニアが徐々に堕ちていく様が描写され、
最後は変態ヒロインに成り果てるところまで。
変身者のアマネちゃんも犯されてるのにすぐにだいしゅきホールドしちゃうような淫乱娘です。
総じて満足度は高いのですけど
戦闘エロ好きが戦闘エロにのみ注目すると、あの立ち絵やテキストが戦闘エロに反映されたらなぁ、
と贅沢な悩みを抱えてしまう最高なんですけど惜しい出来をしております。
あとBGVが戦闘エロにも反映されたら良いなぁと。