サークル「マニア~ジュ」さんより
2021年7月16日発売の戦闘エロRPG「ツイン★スターズ・ナイトメア~後編~」の製品版感想記事となります。
最初に絵柄を確認してブラウザバックしようとしたあなた。
ちょっと待って欲しい。
正直言えば私自身このゲームを絵柄だけでオススメできないし、
絵柄以外でもオススメできるかといえばそうでもない。
私の本作の評価を端的に表すなら
作風B
演出A
システムA
戦闘エロA
シチュエーションA(人による)
イラストEというイラストが全てを台無しにしていると言っても過言ではない作品。
あとシチュエーションに関しても
串刺しリョナとか産卵/出産とか脱○とかスカ○ロめいた表現が非常に多いので
プレイするだけでも非常に人を選ぶ。
しかしそんなゲームでも一つ言えることがある。
光ってる何が?
色々と。
あとこの導入で分かる通り、今回の記事はかなり言いたい放題書いています。
正直シラフで感想書くのは厳しい。
因みにDLsiteの販売数自体は少ないのですが、
ci-enを見ると有料プランで完成品を先行配布してたりするので、
一概に売上=人気と言えない作品のようです。
ゲーム全体の流れ
ゲームは変身ヒロインモノの戦闘エロありRPG。
前篇はアクションゲームだったのですが、負荷の関係でRPGにしたよう。
因みに私は前編未購入。
話の内容としては、囚われた使い魔(?)を助けるために敵ダンジョンに挑むというもの。
道中には罠や雑魚モンスターが大量に仕掛けられており、
それらを排除しながら最深部を目指す形。
また操作キャラクターはレベルがカンストしており、
雑魚もシンボル型なので全て避けても大丈夫です。
※逃走率も100%なので逃げてもよし。
操作キャラクターは2人おり、前半が姉、後半は妹を操作する形。
光るゲーム演出
このゲームで一番の特徴となるのは全編アニメーションであること。
しかもツクール作品では珍しいSpriteを動かすタイプのアニメーションです。
ただそうすると関節が目立つのではないか?
と思われるかもしれませんが、このゲームはモーフィングも多用しているので
アニメーションの繋ぎ目が気になることは殆どありません。
※元のイラストの人体構造がおかしい場合は別
感覚としてはLive2Dに近いアニメーションをします。
ツクールのSprite駆動なのに。
怒涛の戦闘演出
商品ページの動画を見ると分かりますが、このゲームの戦闘演出は兎に角派手です。
サイドビュー形式の戦闘において、通常攻撃は多段ヒット。
必殺技も範囲を選択して攻撃する形式。
通常攻撃自体、600ぐらいのダメージが10ヒットするなど爽快感もあります。
サイドビューでSpriteアニメーションしこの演出ができるのだから、
開発者のツール使用能力、プログラム技術は相当のものです。
モンスター個別の戦闘エロ
更に遭遇する全てのモンスターに戦闘エロがあります。
ゴブリンやスライムといったオーソドックスなものから丸呑み担当の巨大ナメクジ。
2種類の虫や漂うマント型のマジシャンなどなど。
またモンスターによっては他のモンスターのエロ攻撃に追随するパターンもあります。
それぞれに違ったエロ技があり、見た目にも楽しませてくれます。
だいたいエナジードレインか産卵型にいきますけど。
加えて操作キャラクターも二人いるので、
一部共通な以外は二人分の戦闘エロがあります。
多種多様なエロイベント
戦闘エロ以外にもトラップエロや敗北エロも。
こちらは大スチルがアニメーションで表示されます。
シチュエーションもかなり豊富で、例えば一番最初のイベントは魔法少女の快楽洗脳調教です。
しかも陵辱者の体感時間を伸ばし、10年陵辱されたと思ったら今度は30年寸止め地獄を味わうなど
それ以外にもエナジードレインや体力/魔力吸収、苗床化などなど。
魔法少女モノとして特権のイベントが盛り沢山です。
他にも触手で拘束されてから膣とアナルに卵を産み付けられたり、
レベルドレインで弱体化させられたりと、全てのイベントで違った顔を見せてくれます。
ただ最初に書いたように
串刺しリョナとか産卵/出産とか脱○とかスカ○ロめいた表現が非常に多いので
そういうのに耐性がないとかなりきついです。
なにせ脱○は強制的に見なければならないイベントですしね。
ここまで書いてきたように、ゲームシステムと各種シチュエーションだけで見れば
戦闘エロ好き、ひいては変身ヒロイン作品が好きな人にとってはかなりの良作です。
あくまでそこだけ見れば。
以下それを覆すほどの欠点のお話。
拙すぎるイラスト
まずサンプル画像を見てもわかりますが、全体的に画力が低いです。
パース崩れ、各部のバランス崩壊、重心の消失。
初作の発売から2年で7本のゲームに漫画や動画作品を制作されているのは凄いのですが、
如何せん画力の向上は殆ど見られません。
エロゲーにおいてイラストとはとても重要で、
シチュエーションだけで致したいなら小説を読めば充分です。
ただゲームとしてイラストが付き、シチュエーションにイラストが絡んだ時、
小説では可能なのにイラストを加えると駄目になる場合は往々にしてあります。
これはその典型。
そんな中で一番酷いのはラスボスのビジュアル。
ちょっと笑いたくなる髭面の爺さんの顔から触手が生えているという
ギャグか真面目かよくわからないその見た目。
しかも名前が「ポコ・チン・デ・リョナール」
なんでここだけ(明確)ギャグを突っ込んだのか。
そもそもポコチンではリョナれないだろうに。
ラスボス敗北イベントは
妹のアナルから出産させたモンスターを姉が口から飲み込んで
体内で成長させてアナル出産するというリョナを超えた拷問じみた内容なのですけど。
総評:イラストは見るんじゃない。いいね?
まとめると、ツクール作品として驚くべき作り込まれたシステムに
それを台無しにするイラストが乗っている状態です。
故にイラストさえ合えばイケるゲームのはずです。
イラストさえ合えば。
私は、イケなかった。
何が言いたいかというと、イラストレーター雇えばイケる