サークル「黒水銀」さんより7月下旬予告作品
「トイズラバー」の体験版感想記事となります。
はじめに、製作者は台湾の方のようです。
このためツクール作品としては珍しく言語選択機能があります。
ゲームの内容としてまぁ色々突っ込みどころはあるものの、見た目は百合モノです。
百合モノでありながら扱うのがアダルトグッズショップという…。
あとカテゴリふたなりについては後述します。
とんでもない世界観
プレイして最初に感じるのはこの世界観のとんでもなさ。
まず百合モノなのに主人公がアダルトグッズショップの娘で、店の経営をしなければならないのもそう。
そしてマップを探索して感じるのは、ハリウッドでたまに見る間違った日本的な要素。
例えば蔵の中に女神像があるとか。
蔵の中にご神体があるのは普通として、なぜ女神像?
因みに隣の蔵には騎士像が置いてあったりします。
もう御神体関係なくない?
他にも、店先でお好み焼きの屋台を構えている店で販売しているものが焼き肉で店員の台詞が「串」
もうどっから突っ込めばいいのかわからない。
焼肉屋で串が売ってるのは(大衆焼肉チェーンなら)わからなくもないですが、店先のお好み焼きはなんなのか。
※因みに串を売ってるのではなく生肉が串に刺さって提供されてくる場所はある。焼く時に外すけど。
※焼肉という単語が焼鳥とかステーキ類を含んでいる可能性はある。
極めつけはワールドマップ。
いやこれ日本?
とんでもキャラクター設定
そんなゲームの登場人物もやっぱり普通ではありません。
まず主人公 赤坂 陽夏(あかさか ひなつ)。
学園アイドルをしており、アイドル活動で授業がある程度免除されるよう。
この学園の公認アイドルはそんなに優遇されるものなのだろうか…。
多分ラブ○イブとかの影響か。
ただアイドル活動やってる主人公がアダルトショップ店の娘。
まぁ本人が不純異性交遊をしてなければまだ問題がないとはいえ。
他、キャラクター紹介文には
「不思議な力を持っており、どうやらアダルトグッズと関係しているようだ。」
と書いてあり、現代モノかと思いきや超能力モノの様子も。
攻略できるヒロインは3名。
画像上
陽夏の幼馴染で、物静かな女の子と紹介されている紀井 言璃(きい ことり)。
お寺の神に気に入られたようで、たまに不思議な現象に会うことがある。との文章も。
因みにですけど寺に神はいません。居るのは仏。
神がいるのは神社の方。
画像右
陽夏の幼馴染で、いたずら好きで小悪魔的な女の子と紹介されている中田 つぼみ(なかだ つぼみ)。
一応彼女もアイドル活動をしているようですが、ライブ配信のみでやっているよう。
画像左
陽夏の旧友で、アメリカのハーフのスラン=ジョンソン。
世界的に有名なアダルトグッズ企業『デラックス』財閥の令嬢でありながら、世界的アイドル…とのこと。
アダルトグッズ引っ提げたアイドルってなんでしょうね。
ゲームシステム
最初に触れておくと、兎に角詰め込みすぎてごちゃごちゃしてる印象はあります。
表向きのゲームの目的はアダルトショップの経営。
期日は60日とのこと。
ただ(体験版の範囲では)毎日稼がなくてもいいため、店の経営状態でゲームオーバーになるかは不明です。
どちらかというとヒロインとの好感度を上昇させるのが主かと。
いや、なぜアダルトショップの経営と好感度が関係するのか?
と言われると、ヒロインにプレゼントするシステムがあるのですが、
対象がアダルトグッズですしかもヒロインによって趣味趣向があり、適切なアダルトグッズをプレゼントすればどんどん好感度を上げられる仕様。
百合モノで、仲睦まじい学園女子たちが登場するのに、プレゼントするのがアダルトグッズである。
どういうことだってばよ。
アダルトグッズの作り方
そしてこのアダルトグッズの作成方法は、素材アイテムの組み合わせで行なう合成システムです。
合成アイテムの入手方法は主に購入なのですが、何故か採集場所で拾えます。
現代日本(?)を舞台にしたゲームでアダルトグッズの材料をその辺で採集できるのです。
「歯車」とか「モーターパーツ」とか「電池」とかが道端に落ちているのです。
ツッコみたいが、ツッコんだら負けな気がする。
合成できるアダルトグッズを増やすには設計図を入手します。
設計図は街で発生している各種クエストのクリアで入手可能です。
酔っ払いのおじさんのズボンを見つけて届けたりすると極太ディルド(?)の設計図が手に入ったりするわけです。
どういうことだってばよ。
1日のサイクルとして
さてこれだけの機能があると1日のサイクルは結構な分量になります。
特定のマップを選択し
マップ内で合成用アイテムを集め
クエストをクリアして設計図を入手し
各マップに一人ずつ配置されているヒロインとの好感度を上げ
60日経過した時点で一定以上の好感度を持つヒロインのルートに行く
これが基本的なゲームの流れですが、対してアダルトショップの経営がどれだけ影響するかは不明。
ゲームオーバー要因よりヒロインとの好感度を上げるための資金源といった感じがします。
ただ繰り返すにしてはマップが結構広いのですよね。
資金に問題なければ採集はせずにショップのみ利用した方がいい気がします。
問題点:バグが結構多い。
最初に書いた通り、ツクールにしてはかなり珍しく言語変更が可能なのですが、
体験版だからか「日本語」に設定しても母国語になる場面が多いです。
特にシーンの開始時点で母国語になったりするため、盛り上がるところで盛り下がります。
製品版はどうでしょうね。
また経営パートにて、商品が残っているのに売り切れで続行不可、という状態が頻発したためちょいと実験してみました。
これによると、売る商品がなくなっったからではなく、
商品が一個でも品切れになると一日の経営が終わることが判明。
そしてこれは設計図を入手して商品が0の状態でも発生します。
バグか仕様かわかりませんが、仕様なら新規設計図を入手すること自体が足枷になる場合も…。
ふたなり?
さて本ブログで一番重要なところ。
何をもってしてカテゴリをふたなりとしたか。
体験版の終了条件が恐らく一定日数経過するか、ヒロインの好感度を一定以上にするかとなりますが、
実は体験版ではエロシーンが発生しません。
※前段階であるキスシーンなどは発生します(母国語で)。
ただこの体験版、非暗号化状態で画像データが入っているのです。
しかも商品販売ページの記述を元に計算したところ、全てのエッチシーンの画像が入っています。
そしてエロシーンのスチルを見ると主人公にイチモツがあるのです。
更に販売ページに「ふたなり」の文字があります。
これが本物かアダルトグッズかは不明ですが、なんと射精もします。
更におっぱいがあってイチモツのない主人公の裸の立ち絵があるので男の娘ではないと思われます。
また主人公に不思議な能力を有するとの設定もあるため、その関係でふたなり化している可能性もあります。
故に本物かアダルトグッズか超能力かは不明ですが、ふたなりはあるようです。
というわけで期待半分、不安半分で発売を楽しみにしております。
こういうゲームって記事が書きやすいからいいですよね。