サークル「虹色ちくわーむ」さんより2023年03月17日発売の
「とわいらいとすくらんぶる」の感想記事になります。
リョナラーはきっと歓喜する。
作品のあらまし
導入としては、魔界に巻き込まれてしまった少女が
魔法少女となって元の世界への帰還を目指すというもの。
ストーリーとしては非常にオーソドックスなもので、
道中の会話はネットスラングを多用するなどして元ネタがわかればクスリとするモノもあります。
反面メインストーリー自体は多少シリアス目に進んだりもします。
特徴
本作の特徴は何と言っても多種多様な戦闘エロ。
900円という低価格で60種以上の異なる敵を用いた戦闘エロ表現が展開されます。
胸の露出や股からエナジードレインといったR-18的なモノもありますが、
基本的には締め付け、丸呑み、粘液拘束や石化といったリョナラー向けになります。
多種多様な表現
丸呑み一つとっても地面から飛び出したモンスターに食われる、
尻尾で頭から食われる、
カエルに舌で絡め取られて食われるなどバリエーション豊か。
その種類はダンジョン名から察すことができ、
スライム、触手、ペトリ(固め)、ボア(丸呑み)などなど。
固め拘束といえば石化がポピュラーですが、
ミイラの包帯ぐるぐる巻きとか泥固めに黄金化なんてものもありますので、
リョナラーならきっと一つは好みが見つかることでしょう。
ただ食品系の固め技がそれなりに多く、
チョコレートにチーズ、生クリームにマシュマロや餅などなど。
食品とエロ要素の組み合わせが苦手な人はちょっと注意。
因みに昔ビスト○レシピという漫画で納豆カレーに拘束されるシチュエーションがありましたが、
残念ながら納豆もカレーもありません。
抜群の戦闘バランス
このゲームで個人的に気に入ってるのは戦闘バランス。
戦闘エロ主体のゲームは戦闘が長くなりがちであり、本作も戦闘エロが発生した場合は同様です。
しかしこのゲームは(ビルドにもよりますが)敵をワンパン可能であり、
拘束攻撃も2つ目のダンジョン以降QTEで回避できるようになるため、
QTEに失敗さえしなければ短時間で攻略可能となっています。
反面QTE失敗したときはダメージも戦闘時間も両面で非常に痛い。
そういう意味では緊張感があります。
また逃走率は100%であるため、戦闘が嫌なら全部逃げてしまっても大丈夫です。
攻略面でもレベルより装備やビルドの方が重要です。
トラップも豊富
また戦闘エロ以外にもマップ探索中にトラップに遭遇したり、
不利な状態から始まる戦闘などもあり油断大敵を体現したゲームシステムをしております。
こういった点で戦闘の爽快感とエロの発生条件がうまく噛み合い
戦闘エロゲーにおける戦闘の煩わしさを感じず、
そして戦闘エロを受けるためにワザと待ったり失敗したりをしなくていい点はよく考えて作られています。
尋常ではないマゾゲー
という感覚が最後まで続くかと言えばそうでもなく。
このゲーム、非常によく作り込まれているのですが、
とんでもない数のトラップや即死要素が詰め込まれている作品でもあります。
特に問題は4つ目のボア神殿。
マップがかなり広く通せんぼを解除する仕組みが3つもあるため探索中に行き止まりに陥りやすく、
その上尋常ではない数のトラップが配置されています。
ゲームをプレイするときは細かくセーブしてくださいと事前に説明されてはいるのですが
自分はもうとんでもない回数のリセットを行いました。
そういうところに煩わしさを感じる場合は注意。
それでも詰むことがないのは確り作られている証拠ですが。
まとめ:リョナラー向け良ゲー
直接的なエロ表現がほぼないため、
モンスターに痛めつけられる魔法少女に性的嗜好を感じるなら良いゲームです。
しかし痛めつけられるのは魔法少女だけでなくプレイヤーの精神も含まれるため
プレイの煩わしさはある程度味として受け止めなければなりません。
その点さえ受け入れられれば(敵の好みはありますが)良ゲーに分類されるものでしょう。
因みに回想は最初から解放できるため、マップ探索は嫌で戦闘だけ楽しみたいって場合でも大丈夫です。
アイテムが入手できないのでボスには負けると思いますが。
あと回想戦闘でも経験値を得られるのでレベル上げにも使えます。