サークル「おやしき」さんより2023年03月16日発売の
「体あたりセックスよろしくお願いします」の感想記事になります。
全体のあらまし
ストーリーは看護師だった主人公がある日突然王様に誘拐され、
21日で淫乱化する地下ダンジョンに放り込まれるというもの。
看護師である場面は一切描写されませんが、
看護師であるからの死生観や経験といったものはストーリーに大きく絡んできます。
またストーリー展開全体で見ると結構ギャグ寄りなところがあるのですが、
大筋自体はかなり闇の深いものです。
体あたりセックスとは
そんな主人公はダンジョンでハーフサキュバスに出会い、
ダンジョンを生き延び王に復讐するという使命を負います。
その方法がサキュバスの持つ「スケベ闘気」という阿呆な能力。
最終的に王を腹上死させるためにはエロい経験を積む必要がある。
モンスターに体あたりすることで、モンスターの持つスケベな気を吸収、追体験することで自身のスケベ心を育む。
故にモンスターに体あたりしまくることでどんどんスケベに強くなっていく。
これぞ体あたりセックス。
エロボイスの数々
そしてモンスターに体あたりした時にはモンスターとの性交ビジョンが自身に流れ込んできます。
これを本作ではエッチな音声という形で表現しています。
つまりモンスターと接触することで、
例えばゴブリンに無理やり犯されながらも徐々に卑猥な気分になってしまう。
といった妄想を声優さんの演技で補っている形です。
なので体あたりセックスにエロさを感じるかは聴覚のエロスをどこまで感じ取れるか、そして妄想できるかが重要です。
声優さんはベテランの方が当てられているので演技には全く問題ありません。
しかし時間に追われるゲームシステムをしていながら視覚的エロスはちょっとした立ち絵の変化のみで
聴き込んでる暇などない音声にエロスを感じろということである。
えぇ、もちろんライブラリで聴かないと無理な話です。
ゲーム性自体は悪くないのですけどね。
エッチ要素
それ以外のエッチ要素は相方となるふたなりハーフサキュバスとの夜の営みと、
5つのエリアに待ち受けるボス撃破後のものがあります。
メインはふたなりセックスの方。
ふたなりセックス
さてメイン。
ふたなりサキュバスと夜の営みを繰り返しスケベ心を学んでいくのが主な内容。
しかしやがては本気で愛し合うようになり、
スケベ闘気のためではなくお互いを想い肌を重ねるようになる様はふたなり作品として大変良いものです。
あと商品説明でもふたなりのサキュバスが、と書いてありますが常時ふたなりではありません。
ペニスがついているのはエッチシーンのみで、通常時は普通の女性です。
また(一応サンプルに一枚ありますが)主人公がふたなりになるシーンもあります。
このときサキュバス側にふたなりペニスはないので
ふたなり同士が苦手な方にもご安心の設計をしております。
演技が素晴らしい
して、声を重要視していることもあり起用されている声優さんも大ベテラン。
主役の二人がどれぐらいすごいかというと、
あるエッチシーンでサキュバスが少々ヒステリック気味になるのですが
次のシーンで何故か赤ちゃんプレイが始まります。
なぜと思うシーンですが、
最初の思い詰めた苦しい演技から舌っ足らずな赤ちゃん言葉になっても全く違和感なく聴こえることが凄い。
さすがはベテラン声優。
難点を上げるとすれば、担当されている作品傾向ゆえか秋山はるるさんがオホ声じゃない場面でオホ声してるところですかね。
難易度的な話
少し難易度を気にされている方がいたので触れておくと、
ゲームの難易度そのものは高くない方です。
ただシステムを理解しないと攻略が難しいものになります。
重要なのはチェインを繋げないと探索秒数が増えないことと、
ボスの攻撃を『避ける必要がない』という点。
チェインに関してはAモードとHモードで正確に体あたりすること以外に
『AモードとHモードを切り替えるとチェインが繋がらない』ことを抑えておかないと探索秒数が枯渇します。
つまり雑魚を攻略する上でも両モードのチェインを繋げるためにアイテムの使用が必須だということです。
逆にこれさえ分かれば探索秒数は大層余ります。
ボスは、普通のゲームなら攻撃を避けるところですが
このゲームはHモードなら攻撃にあたっても問題ないどころか有利になるので重要です。
まとめ:オススメ度
してゲームとしてどれぐらいオススメできるかと言われたら、割りと難しかったりします。
まずゲーム全体がモッサリしているのでプレイ自体に少々手間取ります。
同じマップを最低4回攻略しなければならないのも人によっては気になるところ。
イラストに関しても実はシーンによって割りと顔が変わってしまう問題があります。
そして声については全く問題がありません。
故にこのゲームを両手を上げてオススメできるのは天知遥さんと秋山はるるさんのファン。
又はふたなり好き。