【ふたなり】ふたなり死に戻りチャレンジ 感想レビュー
サークル「来世はふたなり美少女」さんより発売の
「ふたなり死に戻りチャレンジ ～射精したら死んじゃうけどあの子をイかせたい～」の感想記事になります。
最初にちょっと総評を書いておきますが、
正直なところ現段階では微妙です。
ただ最後に思いっきりネタバレがあるので
「まとめ」の部分を見る場合はご注意ください。
評価点：設定が面白い
本作で一番おもしろいと思ったのは設定。
ふたなりの身体に生まれ、それに嫌悪感を抱いていた主人公は
20年以上まともな射精をしてきませんでした。
ここ、個人的に結構重要だったのですが、
商品説明だと「初射精」で死亡ということになっています。
ただ人体構造として射精ってしなさすぎると問題があるんですよね。
に対して妖精(なおふたなりである)は
2○年もずっと「まともな」射精をしなかったと発言しています。
つまり夢精や無意識な吐精はしてる可能性があるということ。
あくまで刺激と感情の昂ぶりによるオーガズムが死のトリガーっぽいということ。
射精で腹上死
そしてはじめてできた恋人との初エッチ。
の直前。
恋人におちんちんを見られていることによる昂ぶりから
何もしなくても射精。
その時の射精描写というか噴射の仕方が凄い。
溜まってたんだなと思わせる作画です。
死にますが。
死に戻りでやること
死に戻りでやることは特訓です。
何度も巻き戻して「恋人のエロさに」耐性をつけることで
射精を我慢できるようにする、というもの。
なおこの主人公、恋人のおっぱいや尻を見たりするだけで死ぬ。
特に尻好きという描写があり、生まれたままのお尻を見たら物凄く興奮して射精します。
おまえそれでよく今まで射精せずに過ごせたな…。
ただ気になる点として、射精＝死の主人公が
商品説明「死に戻りから脱出するにはちんちんでみっちーをイかせるしかない」
をしてどうなるんだという話なんですよね。
その後(彼女と別れて)一切射精しないで生きていくのか？ と。
※因みにマスターベーションで死ぬことも描写されています。
つまり恋人のエッチを乗り切ったからと言って問題は何も解決しません。
エッチシンーんがこう…
そして肝心のエッチシーン。
まず作画と漫画構成は問題ありません。
エッチな漫画をお求めの方なら大丈夫。
人を選ぶのは何かというと、
「恋人とのエッチ」という要素をかき消す主人公の脳内セリフ。
この作品ね
・主人公は射精したら死ぬため我慢する
・恋人は初エッチでラブラブだから射精を思いっきり促す
・上記による「通常のエロ漫画でいう射精要素」は本作にもある
・ただそれが死に戻りのトリガーであるため、その次のシーンは次のループ
で、この射精するタイミングで主人公はクソデカ文字でずっと叫んでるんですよ。
恋人セリフの5倍ぐらいの大きさの文字で「死ぬぅぅぅぅぅぅぅ」って。
その表現はもうなんというかギャグ。
でもそれが正しい
ただこの表現って実は正しいのですよ。
本作の主眼が恋人とのらぶらぶエッチに集中できない主人公の脳内描写にあるのであれば
読者はまさしく主人公の内面と一体になって
らぶらぶえっちで射精を一向に我慢できないクソ雑魚童貞くんになる。
それを恋人があまあまに誘って射精を促してくる。
表面上はすごくいちゃいちゃらぶらぶな作品なんです。
でもそれがエロいのかとなれば、テンションのやたら高いエッチシーンにエロスを感じればエロいとなる。
この点は前作である悪役令嬢も主人公がずっと「んほぉぉぉぉぉぉ！！」って叫んでたので
悪役令嬢シリーズが気に入ってる人は大丈夫。多分。
まとめ：静かなエロスを求める人には合わぬ
感想としては、これはギャグ漫画だなと。
ただ先述した内容が作者さんの意図したものであるなら
同人誌としては満点の構成です。
読者はそのやたら高いテンションにつられて
恋人とのらぶらぶ初エッチを楽しめないクソザコ童貞になる。
そう、タグについているラブラブ/あまあまエッチは楽しめないのである。
死ぬから。
対してヒロインはずっとラブラブあまあまエッチをしてるのである。
なんて漫画構成力の高いギャグ漫画であろうか…。
そして最後に「to be continued」と書いてあるのですが、続編があるかはわかりません。
作品的に「死に戻り(to be continued)」の意味で使ってる可能性があるためです。
というわけで、続編があるなら総評はそれを見ての話。
ないならこれが本作の評価という記事です。