サークル「真田の領域」さんより
7月6日発売「ふたなりエルフと淫魔の洞窟」の体験版+製品版感想記事になります。
作品としては『ふたなりもの』の戦闘エロありのRPG。
もう完全に私の性癖全開ドストライク。
買うしかないでしょう。
紛うことなきふたなりエルフの戦闘エロ作品
内容は本当にコンセプト通り。
ふたなりエルフがダンジョンに潜り、道すがらのモンスターにエッチな攻撃をされるもの。
Ci-enで公開されている内容と処女作ということ(あと作者さんの体調)もあり、
値段も含めボリュームは結構薄そうです。
しかして中身が濃ければ問題なし。
戦闘エロシステム
戦闘エロ自体は通常攻撃の合間に確率で拘束攻撃をしてくるオーソドックスなものですが、
拘束の成否はQTE形式となっています。
制限時間内に十字キーを入力するタイプですが、間違えた場合は即失敗となります。
制限時間自体それほど長くないのでなかなかの緊張感を持ってプレイできます。
因みに戦闘エロ自体にダメージはなく、絶頂した場合にHPが半分ほど減少します。
このため戦闘エロから敗北へ持っていけます。
またHPが0になった場合も直ぐにリスタートするか嬲られ続けるか選択でき、
無抵抗のまま犯され続ける姿を観察することができます。
回避不能な戦闘エロもあり
道中にはトラップもあり、この場合は転倒した状態から戦闘が開始します。
転倒しているので敵のエロ攻撃を速攻で喰らいます。
恐らく一度も戦闘エロを受けずにクリアするのは難しい作りとなっているでしょう。
だがそこがいい。
丁寧な作りと随所のこだわり
体験版をプレイしてわかるのは全体的に丁寧に作られていることと、こだわってる部分がよくわかります。
例えば最初から有利不利に関する設定を決められるのも一つ。
ダメージボイスのON/OFFも設定でき、それ自体は然程珍しいものでもないのですが、
開始直後の文章で「製作者がダメージボイス大好きな性癖のため」と書いてある通り、
ダメージボイスの発声もこだわって作られています。
例えば被ダメージ、エロ攻撃などで再生されますが、
声の種類は場面に合わせた音声からランダムで選択されています。
ダメージボイスがあるとはいえ、同じボイスが延々と繰り返されるだけでは次第に飽きてOFFにされることが多いものです。
その点でやはり製作者が好きなものだから「よくわかっている」感じが伝わってきます。
バッドステータスやエロステータス画面もあります。
バッドステータスは同じ敵に何度も敗北した場合。
エロステータス画面は簡素ではありますが敵の攻撃を受けた回数を記録していきます。
製品版だと罠で発情とかもありそうですが。
また本作には魔物図鑑があります。
倒した魔物の生態がわかるもので、敗北イベントでのスチルを用意できないから
敗北した場合どんなイベントになりそうかっていうのを文章にしてまとめたようです。
こういうのは妄想が捗っていいですね。
問題としては、背景色を置いて文字を読みやすくしてほしいですかね。
※製品版で魔物図鑑の背景は改善されました。
以下製品版追記分
モンスターの種類
ci-enに書いてあるので全部書きますが
・スライム
・ローパー
・エリートローパー
・マスターハンド的なの
・淫魔
の五体です。
それぞれ搾精方法は異なり、各モンスターとも特徴を持っているので
戦闘エロにおいて「さっき見た」感はありません。
全体的なボリュームと傾向
そもそも体験版の時点でクリスタルの数から想像できますが、
体験版のようなマップがあと2つとラスボスの待つマップが1つ。
計5つのマップで構成されています。
トラップの種類もスライムは水場からの奇襲、
マスターハンド的なのは転移先で待ち構えて奇襲。
とバリエーションはあり楽しませてくれます。
スライム以外は「目に見える罠」になっているのはさておき。
総評
総じて体験版で感じたゲームづくりの丁寧さと
各種モンスターやイベントのバリエーションなどで値段相応のボリュームを感じます。
戦闘エロとふたなりが好きであれば問題ないことでしょう。
ここから問題点
ゲームシステム的に問題はないのですが、別のところで問題が一つ。
それはci-enを見ていか否かです。
このゲーム、体験版をプレイしてci-enを確認していると、内容の8割がわかってしまいます。
エロシーンとシチュエーションだけに絞れば9割と言っていいぐらいです。
唯一わからないのはラスボスの敗北イベントの「後」どうなるかぐらい。
このためci-enを見ている場合前提になりますが、新鮮味はないです。
それ自体は作者のモチベーションや不安、色々な理由によりされていることと思われるので一概に悪いとは言えないものですが。
しかし購入者からしてみればもっと「期待感」がほしい。
内容をci-enで見せすぎていると思います。
もう一つ、好みの範疇に入るかもしれませんがラスボス戦の仕組みが疑問です。
正直「え? ここで終わるの?」みたいな感じになります。
これは作品内チートアイテムを使っても同じ。
そして回想部屋での文章を見る限り
「製作の決まってない次回作のために風呂敷を広げた状態」になります。
次回作が決まってないのであれば、本作は少なくとも単体で完結させるべきでしょう。
倒されて復活した。倒されたふりをしていた。実はただの分身。
次回作で再登場する理由は何だっていいです。
ただ本作の終わり方が「ラスボスは主人公より圧倒的に強くて、ラスボスの都合で主人公を見逃した」は絶対に違う。
これならラスボスに勝利した後、本気を出されて一撃で敗北してバッドエンドの方がマシ。