4月1日にサークル「Laboratory」さんより発売された
「触手と異種姦生活ADV 触手と棲む家でらっくす!」の製品版感想記事になります。
全体の傾向については体験版感想記事をご覧ください。
【ほのぼの】触手と棲む家でらっくす! 体験版感想
エンディングも目的もない
このゲームにエンディングはありません。
春夏秋冬に該当する4つの季節、各28日を繰り返してゲームは進行します。
春夏秋冬それぞれにイベントが用意されており、
春が産卵フェスティバルという、膣に卵を多く入れたものが勝ちというイベントであれば、
夏は夏らしく海水浴系のイベントだったり、母乳飲ませ合いのイベントがあったり。
季節の移り変わりに合わせて様々なイベントが用意されています。
生活感あふれる画面変化
また季節が変わると部屋の中や全体グラフィックが変化し、
秋であればハロウィンらしくかぼちゃの装飾が置かれたり、
冬であれば一面が銀世界になるなど。
因みに冬になると雪が降るのではなく、フユクラゲという異種生物が降ってくるそうです。
銀世界に積もっているのは果たして雪か、それ以外か。
中でもキャラクターグラフィックの変化は季節の変化を如実に表してくれます。
ゲーム開始当初は全員薄着をしていますが、秋と冬は衣替えをします。
また夏には水着になる日があったり、毎月全裸になる日もあります。
このため主人公と触手を除く全てのキャラクターに
・全裸(毎月特定日)
・薄着(春、夏)
・厚着(秋、冬)
・水着(夏の火曜日)
の4種が用意されています。
立ち絵が状況に合わせてころころ変わるのは見てて楽しいですね。
各種収集要素
さてエンディングと目的がないと書きましたが、全くの無目的というわけでもありません。
収集要素は各種あり、
・イベントCG
・回想イベント
・触手生物図鑑
この辺りはオーソドックスなSLGとして
・料理レシピ
・料理用素材アイテム
・豊富な主人公の衣装
が収集できます。
中でも衣装は作者さんが非常に推しているのもあり、かなりの数と組み合わせが用意されています。
乳搾りと金策
収集するときには当然お金が掛かりますが、このゲームの金策は非常に楽です。
主人公のライフワークが(何故か)自分の乳搾りなので、
トレーニングを行い一回の搾乳量と品質、魅力を上げれば大丈夫。
自分のデータでは1日中乳搾りをやれば32,000ぐらいは稼げるようになっています。
ci-enに書いてありますが、衣装を全部揃えるのに36,000ぐらいなので、十分を通り越して余ります。
またお金の使い道は服の購入、素材アイテムの購入、街での食事、薬の購入にしか使いません。
服もある触手生物を家に招く場合に特定の服が必要になるだけなので、特に急ぐ必要もありません。
このゲームはそういうところは本当に緩いです。
友好度について
料理レシピの収集や回想イベントの収集に重要となるのが友好度。
ステータス画面からは触手生物の友好度のみ確認できますが、街の住民にも友好度は存在します。
ただ両方とも上げ方は同じで、会話すればいいです。
特に街の人はショップの利用では友好度が変動せず、会話のみで上昇します(多分)。
触手生物にはエッチや料理による変動もありますが、効率を求めるなら会話した方が早いです。
この会話、一日一回までなどの制限はないので、ゲーム内時間で5時間分連打するだけで10上昇します。
街の人はそれぞれ50程度あれば全レシピを回収できますし、
触手生物も40程度あればイベント回収可能なようです。
(同梱されている攻略メモによる)
まぁ、スローライフゲームなので効率考えずにのんびりやれば良いのですけどね。
素材収集と料理
さて、私の最大の購入理由、料理。
料理は全部で75種あり、全てに食欲をそそられる美味しそうなグラフィックがあてられています。
レシピの入手方法は家や街の施設内にあるメモをクリックするか、
街の人との友好度上昇により入手できるものがあります。
施設内のメモは季節によっても変化するので、春に調べた場所を夏に調べれば夏用のレシピが手に入ります。
同様に住民も季節によって教えてくれるレシピが変わるので、
季節が変わったら必ず一回は会話しておくと良いです。
また「まおーさま」というゆるきゃらっぽいキャラクターもおり、
この人(?)からもレシピがもらえますが、
毎週水曜日にしか登場しないので好感度の上昇ともらい忘れに注意。
素材は基本的にお金で購入できますが、野菜と果物は店売りしません。
野菜はある触手生物を家に招いた後、畑仕事で収穫してもらいます。
果物と一部の野菜は探索を繰り返して入手するしかありません。
また釣りによって魚を入手できますが、
一応灯守の掘り出し物にて魚は季節替わり(?)で一匹ずつ販売されます。
一つの気になる点
スローライフゲームとしては全体的にのんびりしており、
時間制限も取り返しのつかない要素もなく、
何よりストレスになりそうな要素が殆どないので非常にまったりと進められます。
ただ季節の移り変わりと触手生物の出現状況、イベントの回収可否が密接に関係しているのですが、
先に書いたように一つの季節は28日あります。
スローライフゲームとして余裕やほのぼのとした日数設定は良いのですが、
如何せんかなり長く感じてしまう部分があります。
このゲームは金策も友好度の上昇も、やり方が分かってしまえばかなり早くなります。
対して一番最初の期間である「はなの月(春)」はイベントキャラが殆ど増えません。
イベントや触手生物が増えてくるのはどちらかというと夏からです。
またきのこなどの一部野菜は秋に探索しないと収穫できないのですが、
一年に一度しか収穫する機会がないので、他の季節ではキノコ料理が作りにくくなります。
更に夏と秋しか登場しない触手生物もいるので、一度やり逃すと80日ぐらい待つ必要が出てきます。
また冬は逆にやることが殆どない(冬に登場した触手生物が春以降も出現するため)
冬は一日中寝て過ごしても問題ないという状況が出来てしまいます。
この点は、季節のめぐりをあまり現実と合わせず、
10日程度で切り替わった方が良いんじゃないかなと思ったところ。
そうするとまおーさまの来日に支障が出ますけど、
逆に月イチでしか来日しないというのもありか。
季節が早く巡れば、季節内に獲得しなければならない友好度も翌年に回せますしね。
逆にそういった「歳を重ねる」状況を良しとしなかった可能性も。
総評:まったりスローライフが好きなら
「触手と棲む家でらっくす!」はスローライフゲームの通り、
まったりほのぼのと時間を掛けてゆっくりプレイするゲームです。
ジャンルとしての完成度は、
柔らかい雰囲気の良いグラフィック、季節ごとに変化する色々な見た目、
美味しそうな料理と各種収集要素、ストレスのない設計と
非常に高レベルで纏まっています。
逆にエロ同人ゲームとしてエロい部分はどうかと言われると、
ものすっごいほのぼのとした異種姦が好きなら楽しめるでしょう。
なにせ丸呑みはありますけど↓
丸呑みの悲壮感とか危機感は一切ありません。
料理目的で買ったのでエッチさはあまり気にしてませんけど、
これをオカズにできるかと言われたら私は厳しい。
取り敢えずほのぼのしたちょっとエッチなスローライフゲームをしたい方にオススメ。