このゲームには下衆しかいない(褒めてます)
普通の感想とエッチシーンの感想記事は書いたのですが、
プレイしていてかなり気に入った部分があったのでネタバレ込みで記事としています。
散々書いてきていますが、私の性癖はふたなり以外このゲームと合致しません。
それでもなぜこんなに気に入ったかといえば、設定が斬新すぎるから。
それについてもう一人のレズキャラとの内容込みで書いていきます。
まず先に書いたとおり、このゲームには下衆しかいません。
これは主人公である「紺野真白」も同様です。
前回の記事で書きましたが、レズルートでは赤の他人の子を身籠り、
夫に内緒で産んで育てようとする等の奇行に走ります。
男性ルートの場合は、ルートの相手との子を身籠り、
最終的にはやはり夫に内緒で産んで育てます。
が、エンディングでは夫が出勤した後に
ルートの相手を「本当の夫」として家に招き入れる、といった行動に出ます。
その際に夫はただの金蔓とまで発言します。
やたら下衆です。
その度合が極まるのはちえりルート。
このルートでは真白がちえりに飼い慣らされて全てを捧げるようになるのですが、
エンディングで『夫と離婚して身籠っていた赤の他人の子供を離婚相手に押し付ける』
というとんでもない行動に出ます。
下衆ここに極まれり。
断っておきますが、これが笑い話になるのはゲームだからです。
現実にやったら笑えないですし、警察に突き出されて人生終わりますよ。
エンディングのネタバレを書いていますが、このゲームで真に面白いのはその過程です。
婚姻している紺野真白がどのようにVRゲームにハマり、
どのように不貞の味を覚え、誰に奉仕するようになるのか。
この過程の行動がMMORPGっぽさも加わり非常に良く出来ていますし、何より設定が斬新です。
りんルートでは「人妻がVRMMOでふたなりになって見抜きの快楽を覚える」から始まり、
「ふたなりちんぽで年下の女の子を籠絡させて手駒にする」まで。
悪い大人の良いようにされるりんがちょっと可哀想ではありますが、
それまたクルものがあります。
逆にちえりルートは「人妻がVRMMOで不貞の味を覚える」というタイトル通りの展開から、
「ふたなりちんぽで年下の女の子に籠絡させられて飼い慣らされる」まで。
主人公以外もふたなりになったのは驚きましたし、
ちえり/クレアは他のキャラクターよりもCGが多くなっています。
これは多分前作のイラストとの共通点を見るに、作者さんのお気に入りなのでしょう。
あと何より良いのは、ちえりに利用されているとしても、
ちえりも真白に愛着を持っており「散々遊んで捨てられる」という展開にならないことです。
真白の未来にも(形の違いはあれど)ちゃんと幸せがあるように描かれているのです。
総じて、このゲームは非常に人を選びますが、
シナリオに関しては本当に唯一無二の物を持っています。
男性ルートはゲームとしてはよくある話になりますけど、
レズルートの二人は本当に新鮮な気持ちでプレイできました。
そして最後はちゃんと(形の違いはあれど)ハッピーエンドになります。
紺野真白がハッピーならばそうなのであろう。
こういったちょっと変わってるゲームをやってみたいという方には非常に受けるのではないでしょうか。
エッチシーンが人を選びますけど。
また残念なところを上げるとすれば、レズ売春が出来ないのですよね。
レズルートはあるのに。
例えばふたなりになって「見抜き」ができるのはヒロイン二人のみです。
これが街の他女プレイヤーに対して実行できたら最高ですね。