サークル「クレイトス」さんより2月27日発売の
「淫欲の聖痕~清楚なシスターが快楽に堕ちるまで~」の製品版感想記事になります。
感想を書く前に、今回はシステム的な話を少し。
ゲームシステムはARPGで、主人公の攻撃方法は一種類だけです。
それが自分の前方1マスに攻撃するというもの。
対して被ダメージ判定は敵と接触することです。
しかして敵の動きは特にディレイもなくバンバン突撃してきます。
自分が前方から突撃するしか攻撃方法がない。
かつ敵も常に動く。
ノックバックはあるけど回復が早い。
この仕様もあり、被ダメを抑える方法はないと言ってもいいです。
ではどうするかというと、回復魔法もほぼ無限に使えます。
回復魔法はMPを消費しますが、MPは自動回復します。
加えてこのゲームにはレベルの概念と装備がありません。
※回復アイテム類はあります。
故に小銭稼ぎ以外で敵を倒す必要もありません。
つまりこのゲーム、敵を倒す必要はなく、
ダメージを食らったとしてもすぐ回復すればMPも自動回復。
ボスに至ってはボス戦中に回復スポットが出現します。
故に難易度という概念が希薄で、取り敢えずゴリ押せってゲーム内容です。
謎解きは多少ありますけど。
はっきり言ってしまえば、ARPGとしてみると完成度は低いです。
イラストに関しては人を選ぶと思います。
作者さんの過去のCG集を見るとわかりますが、それなりに変顔をしますし、
特に胸の描き方が特徴的で、衣服を着用していても乳首が描かれています。
本作に限っては「聖職者でエッチなことはだめ」
というセリフがあるにも関わらず、普通の立ち絵の段階で乳首が見えています。
ひょっとしてそれはギャグで言っているのか? と。
ついでに登場キャラ三人の内一人は黒乳首です。
もうこの辺りで駄目な人は駄目だと思います。
では私が何故買ったか。
それはもちろんふたなりと戦闘エロ(?)があるから。
非常にシンプルで、当ブログとしてはこれとない最適な理由です。
アクションマップでHPが0になった場合、対応する敵のエッチイベントが発生します。
が、先程も書いた通りゴリ押し推奨でワザとやらなければピンチにもならないため、
大真面目にプレイすると主人公の敗北シーンを見ることなくEDを迎えます。
ザコ敵の場合は立ち絵主体のエロシーン。
ボスに敗北した場合は一枚絵を使ったエロシーンになります。
他に探索中やストーリーの進行で挿入されるエッチイベントもあります。
例えば虫のいる地点を何の対策も取らずに通ろうとすると捕獲イベントが発生する、など。
こちらは各マップのどこかに対処法があるので探せば問題ありません。
またダンジョンクリア時に短めのイベントが挿入されますが、
こちらは主人公のエッチイベントを一度も見ていないと
最初に見ることになるのが「黒乳首おばさんのオナニーシーン」になります。
う~ん…。
エロシーンでの特徴は怒涛の犯されログです。
雑魚なら立ち絵を背景に、ログと開発度の上昇と喘ぎ声がどんどん再生されます。
この息をつかせぬ描写は戦闘エロの醍醐味ですね。
ボスに敗北した場合も同様に怒涛のログが出ますが、
ボス敗北時は一定時間経つと陵辱内容が変化します。
例えば最初の大型スライムであれば膣内侵入からの増殖、出産。
丸呑みの敵であれば磨り潰し全身愛撫からの精液漬け。
ただシチュエーション的にはエロいんですけど…
演出方法が若干ギャグっぽい…。
例えば丸呑みなら開いた絵と閉じた絵を交互に高速で表示する感じ + 効果音。
さて重要なふたなり要素ですが、残念なことにふたなりという状態異常はありません。
ボス敗北イベントの一つのみになります。
しかして主人公がふたなりにされて淫魔に搾り取られるというシチュエーション。
最高ですね。
最高なんですけど、挿入の動きが2枚を繰り返し表示する方法であるため、
何ていうか淫魔がオナホみたいな動き方をします。
また盛大に射精した後にループするのですが、
この場合身体に付着したはずの精液は綺麗さっぱり消えます。
陵辱を繰り返しているのに、繰り返されてる感じが出ないCGは如何なものか。
あと個人的に気になっている部分ですけど。
一枚絵のイベントはそこそこの差分があるのですが、
立ち絵エロには差分が一切ありません。
またバッドステータスを盛る系のゲームなのに、
バッドステータスが立ち絵に反映されることもありません。
一応精液風呂に入ると立ち絵にぶっかけられるのですが、
上記イベントのみの仕様で通常エロシーンからは立ち絵が変化しません。
先程の繰り返し感の出ない一枚絵もそうですが、
変化という点において演出が非常に弱いです。
総じて、ARPGの完成度、イラスト表現の物足りなさ、ギャグっぽく感じる演出が合わさり、
エロい要素が合わさってるはずなのにもう一歩が足りない作品になっています。
個人的な意見ではありますが。
絵柄の関係で人を選ぶ感じもするため、
刺さる人には刺さるけど全体的な物足りなさは如何ともし難いです。
淫欲の聖痕~清楚なシスターが快楽に堕ちるまで~