サークル「背徳議会」さんより2019年04月26日発売の
「サザンカボタン」の感想記事となります。
商品説明にもある通り「ふたなり姉×ヲタク妹のいちゃいちゃ百合日常ゲーム」です。
因みにですがボイスはないです。
Hシーン
先に大切なことを書いておきましょう。
商品説明にもありますが、基本CGは13枚です。
内、Hシーンは10枚です(数え方によりますが)。
なお回想機能がないのでHシーンだと思ったものがHシーンとなります。
10というシーン数については、恐らく本作が抜きゲーではないので、
値段からすれば十分といったところでしょう。
それよりも日常会話を楽しむゲーム。
ついでにいうと、ふたなりがある時点で完全な百合ゲーではないですが、
姉に元カレがいたり趣味がホモだったり、
妹は作中で『(元は)ほぼノンケ』と言っているなどなど、
ガチ百合派の人は注意。
エピソード選択式
このゲームはエピソード選択式です。
タイトルの「プロローグ」は姉にふたなりペニスが生えたというあらましのお話。
因みにふたなりペニスが生えた理由は最後まで不明です。
劇中特に関係ないので。
「家に帰る」を選ぶとすぐ上SSの選択肢になり、読みたいエピソードを選ぶ形になります。
内、下の3つがエロシーン。
エッチ突入前に更に選択肢が出るので合計9つ。
他に裸で話し合うものだったり、エロい自撮りのCGなどがあります。
Hシーンの種類
Hシーンの傾向は普通のプレイ以外に「演技プレイ」が半々といったところ。
例えば彼氏のいない妹が「(彼氏がいるという設定にして)姉にNTRれる」という演技。
他にアイドルとプロデューサーになったり、姉妹逆転プレイしたり。
これは姉妹揃ってオタクなのでこういう趣向のプレイになっているのでしょう。
個人的に一番エロかったのはアイドルとPさんプレイ。
いちゃいちゃ日常シーン
本作最大の特徴はこのバカップル姉妹によるバカップルシーン。
プロローグで恋人になったあとは実の姉妹であることなどそっちのけ、
愛を語るわオタクを語るわやりたい放題。
例えば仕事で疲れて帰ってきた姉の第一声が「牡丹! えっちするぞ!」
それを裸でお迎えした妹を見たときのやり取りがこれ。
この姉妹、阿呆である。
こんな感じのテンポの良い押収が延々と繰り返されるのが本ゲームです。
楽しい。
姉:杉野 山茶花(さざんか)
少しキャラに触れておくと、こちらふたなり化した姉。
既に社会人で、現在は故あって妹とワンルームで二人暮らし中。
因みに立ち絵だと妹と比べてかなり低く見えますが、アレ本当に身長が20cm低いからだそうです。
成人ロリです。
2回カレシがいたことはあるらしく、趣味はホモ系です。
寧ろその趣味で受け入れられなかったのではなかろうか。
更に才女と、属性てんこ盛りなお方。
妹:杉野 牡丹(ぼたん)
お姉ちゃん大好き妹。
なお本人はエロゲープレイヤーでガチマゾ。巨乳。
その身体をすべて姉に捧げた上で姉を想ってオナニーに拭ける「姉オナガチ勢」
まぁその姉が「妹で(ふたなり)オナニーするカス(自称)」なので似た者同士ですが。
牡丹の過去
そんな牡丹の過去が「おまけエピソード」として選択できます。
ただしこちらは最初に注意書きで出る通り「ドシリアス」です。
本編の軽いイチャラブとは別格の陰鬱としたシリアス展開です。
まぁ簡単に説明すると、母親が不倫していたことで父親と険悪になり、
その余波を受け続けた妹は精神に少々異常を来すまでいったし、
それを助けてくれたのが姉だということ。
故に妹は姉に依存状態だったけども、
姉がふたなりになったことでその気持が恋愛に変わったということ。
つまりこのゲームのふたなりは
「依存状態をより強固にできる男女関係」を望んでいた妹に対し
ふたなりという「姉のまま強固な依存関係を構築できる状態」が発生したということ。
この都合の良さからすると
実はこれは現実ではなく妹が見ている幻想ではないかという邪推もできますが
特に説明はないのでただの邪推です。
ふたなりよりも日常シーン
本ゲームは確かにふたなりゲームではありますが、
個人的には日常シーンの方が凄く気に入りました。
あとぶっちゃけエロシーン自体はそんなにエロくないです。文章が。
またゲームとしてみると、ADVなのに操作性がすこぶる悪いという欠点があります。
例えばフルスクリーン中はゲームを終了することができないとか。
でも日常シーンは大変オススメ。