サークル「Zombie Romance」さんより発売の
「妖獣特攻」の感想記事となります。
してこのゲーム、体験版がありません。
なので3Dを使っているのに動作チェックもできませんが、
ゲームエンジンはUNITYで動作も重くはありません。
恐らく低スペックPCでなければ動くとは思います。
じゃぁゲームとしてはどうなんだ?
という点において、あらかじめ伝えておきます。
本記事は
全体をぶっ叩く方向性です。
ご注意ください。
その理由はシステムの練り込み不足とゲームの作り込み不足。
最大の欠点
内容に触れる前に、本ゲーム最大の欠点の話をします。
本ゲームはマウスとキーボードのZ,Cを使います。
なのですが問題はマウスの反応エリア。
ここだけです。
つまりマウスを咄嗟に動かして少し上にズレたらバーが動かなくなるということ。
ブロック崩しのゲーム性を考えると致命的。
そしてキーボードではバーを一切動かせません。
ZとCは使うのにね。
このマウス操作範囲がバグか環境問題かはわかりませんが、
最初からキーボードに対応していれば問題にならないのですよ。
キーだと微調整がやり難そうというなら加速/減速キーをつければ良い。
ゲームシステム
本作はブロック崩しとインベーダーゲームを組み合わせたようなシステムです。
また敵に球を当てることでエネルギーが落下し
取得/蓄積すると一定時間バーから直接攻撃できるようになります。
攻撃は選択しているヒロインによって継続射撃か斬撃を飛ばすかに変化します。
まぁこの辺りも結構な調整不足なのですけどね。
ブロック崩しという常にバーを動かすゲームで
「攻撃力の低い継続射撃」を活かせる場面はあまりないという。
※ステージによっては斬撃波が使い物にならないので使い所はありますが
以上、ゲームシステムの話し終わり。
どんなゲームかと言われたら本当に上記だけで説明が終わります。
そしてここから難点のお話。
ただ断っておくと別に「クソゲー」ではありません。
楽しめるのはブロック崩しが超好きで、ブロック崩しが超上手い人だけ
という話です。
難点1:敵が硬い
ゲームとしてはブロック崩しなのですが、
ステージ1の雑魚敵からしてボールを10回ぐらい当てないと倒せません。
そのため基本的なダメージソースはヒロインによる攻撃の方。
※10/04時点で商品説明ページにもそうだと注釈が追加されました。
ただし射撃は先述した通り。
斬撃波は攻撃力が高いものの
ボールを一度バーに装填し直し、射出と同時に飛ばす形になります。
つまり攻撃可能な時間内にボールがバーまで戻ってくる状態でないと使えません。
つまりボールが上の方で跳ね回ってる時に使うのはご法度だということ。
この辺りはゲーム性として機能していると思います。
ただそうするとブロック崩し要素は
単純にエネルギー回収するための要素になるよなぁと思うところ。
難点2:メリットとデメリットのバランス
ブロック崩しとインベータゲームを組み合わせたようなシステムですが
それ故に本作の「ゲーム性の負の部分」は格段に増えています。
列挙すると
・ボールが落ちたらゲームオーバー
・敵の降下(到達したらゲームオーバー)
・敵の妨害行動(ヒロインの攻撃ができなくなる)
・ヒロインが倒される(ゲームオーバー)
・ヒロインが凌辱され続けてもゲームオーバー
に対してプレイヤーができることは
ブロック崩しによるエネルギー回収と、
一定時間しか使えないヒロインの攻撃の2つだけ。
※あと稀に落ちてくるお助けアイテム
味方のインベーダーゲーム要素が一定時間しか使えないから
敵がかなり有利になってるのですよね。
難点3:結局はブロック崩し
難点1,2の合わせ技で問題になるのは上記スクショの状況。
敵が少なくなったときの対処法がほぼないのである。
・敵にボールを当てないとエネルギーは落ちない
・ボールによるダメージは低い
・超上手くなければボールの反射角度は調整できない
※そもそも変な角度で反射することありますけど
落ちてくる時に左右の壁に当たって上に跳ね返るとか
この状態でボールを当て続けなければならない。
これ結局、的がめちゃくちゃ硬いだけのブロック崩しなのよね。
ただこの問題点は
ヒロインの攻撃をボタン操作のエネルギー消費攻撃に変更するだけで解決する。
そしてこれは味方側のインベーダーゲーム要素である。
難点4:見てる暇のないエロ
そして同人ゲームとして大切なエッチな要素。
ブロック崩し中に敵からの妨害でヒロインが凌辱されるというもの。
なんですが、先述通りボールが落ちたら即終了。
・敵の妨害行動
・エネルギー
・サポートアイテム
・ボール
すべてに気を配ってないといけないので
敵の攻撃に当たるわけにいかないしエロを見てる暇もない。
※なお上記すべての色が殆ど同じであり
どれがボールか判断しにくいという要素もあります。
因みに妨害行動は
「攻撃不能」にするものと
「衣装破損を含む直接攻撃」
の2種があるのですが、直接攻撃は2回喰らった終了。
それを3連射するやつもいる。
ボールは常に動き回ってるのにどうやって回避しながら拾いに行けと?
などなど考えると、まずボールが落ちたらゲームオーバーという要素を残してるのが間違い。
例えばボールが落ちたらバフはリセットされるが再発射可能
などにしておけばあえて落下を見逃すなどの選択肢も生まれます。
それを回数制にするか無限にするかは
ユーザーに選ばせれば良いと思います。
難点5:全解放もない
などなど含め、PVを見ても色々なエッチな要素がありますが
全解放はありません。
なのでエッチな要素のみを目的とした方におすすめすることもできません。
せめてボールの落下によるゲームオーバーを調整できれば
頑張ってクリアしてくださいとは言えるのですけどね。
なおNewGameを選択した際に
「進行度は消えるが入手したアンロックアイテムは残る」
ようなことを言われるのですが、
ステージ11までクリアしてもアンロック要素は一切ない。
まとめ:組み合わせ事故
ブロック崩しとインベーダーゲームを組み合わせるという発想自体は良いですが、
両方の負の性質をそのまま残しているためプレイし難くなっている印象。
またヒロインの攻撃が時限性というのも
昔のゲームではよくあったものなのですよね、
そういう昔ながらに拘った(または深く考えずに実装した)ことで
完成形はストレス増々ブロック崩しになったのではないかと。
なので最初に書いたように、
ストレス増々の「ブロック崩し」を楽しめる人と
ブロック崩しが超上手い人のみプレイできる。