戦闘エロのシステムについては体験版記事にまとめてあるのでそちらを参照のこと。
【戦闘エロ】リアとフォルトゥの運命逆転物語 体験版戦闘エロまとめ
今回はクリア感想と製品版まとめ。
本作は良い点と悪い点がはっきりしているのでそちらについて。
良い点は
・ストーリー
・キャラクター描写
・戦闘エロのシチュエーション
悪い点は「イラスト」
ストーリー
良い点その1、ストーリー。
これは斬新とかそういったものではなく見せ方の話。
主人公は時間遡行能力を得てしまいましたが、
実は終盤まではストーリーでほぼ使ってなかったりします。
ただ敗北する=時間を戻していることになるので、
RPGゲームとしてリトライすることに設定的な意味を持っていることになります。
それが終盤の展開に関係していると見るかどうかは個々人の捉え方次第。
話の大筋は
・序盤:少女を助けようとする普通の変身ヒロインモノ
・中盤:自分の行動と周りの人々の行動、それらが時間にどう関わるかの話
・終盤:時間遡行能力を利用した運命改変物語
プレイ時間は(色々回収して)10時間程度。
内本編クリアまでが6,7時間。
以降はオマケ要素なのですが、実質本編にも関わってるので最終盤みたいな扱い。
なお私はハルティエルRの記事で「かなり説明不足」といった点を指摘しているのですが
これは作者さんの話の組み立て方にも起因してるようです。
ちなみに本作は「完全新作」です。
一応前作キャラが「異世界移動」した際に登場しますが、
ストーリーそのものは主人公たちのいる世界で完結しています。
して、ストーリーの組み立て方の特徴として
1.その世界で全員が知っている内容は基本的に説明されない
2.誰も(又は誰かが)知らないことは「必要であれば」説明される
といったものがあります。
ハルティルRは前作までの内容が1に該当するためほぼ説明されません。
本作は世界観の根幹設定が1に該当し、主に最序盤でプレイヤーを置いてきぼりにします。
特に「汚染研究所」と「汚染対策協会」の対立について
それらがそもそもどういう存在なのかも含めて一切説明がないまま話が進行するので
プレイ直後に続編でないかとci-enをそれなりに確認していましました。
これらは序盤の内に理解できるようにはなってるので安心してください。
一時的な置いてきぼりは喰らいますけどね。
キャラクター描写
ストーリーが良ければ、それを彩るキャラクター描写も良いものです。
これも全キャラクターの個性がしっかり把握できるように描かれており、
それぞれの行動理念も思想もすんなり飲み込める話運びをしていきます。
そして終盤で主人公が時間遡行を使うようになったときは
・時間遡行の危険性
・時間遡行と人間性の問題
といった事項も加わりシリアス面も演出されます。
それの解決方法もまた意外(伏線あり)で面白い。
あとは意外な人物が覚醒して戦ったりと、
読んでいてとても楽しいストーリーになっています。
戦闘エロのシチュエーション
戦闘エロの個数は
主人公:18
サブ主人公:8
その他:2
ただそれ以外にもマップ上での立ち絵エロは複数あるので、
そういうのが好きな方は対象がもっと増えるかと。
シチュエーションも乳からのエナジードレインが多いですが、
・粘液取り込み
・丸呑み
・拘束
・ヘッドロック
・触手
・自慰
etc
と豊富。
なお作品としては「戦闘ピンチ」と表現しているため、
戦闘エロと言うよりは戦闘中のヒロピンみたいなもの。
悪い点:イラスト
悪い点なのですが、作品全体のイラストクオリティで言えば中の中~上ぐらいの作品です。
またci-enで言われていますが、書いた時期によってクオリティが異なります。
一番顕著なのはリズの通常立ち絵とエロ立ち絵。
で、問題なのは
すご~~~~~~く重要なシーンで作画崩壊します。
いやこのシーンでそんな絵を出されたら物凄く盛り下がりますよ
ってところのイラストがやばいです。
あと一部イラストは物凄く頭身が上がってます。
立ち絵と衣装が同じなのでまだわかるのですが、
衣装なかったら誰おま絵よ。
…………………。
あと変身ヒロインなのに変身しっぱなしなのであまり「変身ヒロイン」感がない。
魔力を吸われて変身解除するけど、気絶等では解除されないのですよね。
理由はあれど常時変身状態なので、変身の維持に力を消費したりしないのかとも思う。
まとめ:絵は気にするな
イラストを気にせずエロが楽しめるかは甚だ疑問ですが、
イラスト以外の部分はかなりオススメできます。
特に変身ヒロインとヒロピンと戦闘エロが好きなら。
問題はイラストの崩れをどこまで許容できるか。
大雑把に分けると、4割は普通に見れて、4割は違和感を抱き、2割はやばい。