「CodeRed:TypeCreator」さんより2022年12月28日発売の
「竜紋の勇者アリシア」の感想記事になります。
ゲーム概要
ゲームとしては普通のRPGで、
作品としては(個人的な感覚ですが)ストーリー重視型に入るのかと思われます。
エッチシーンは強制イベントとして最初2回ほど見ることになりますが、
以降はすべて回避可能、かつ淫乱度ルート分岐とかが(多分)ないので
エッチシーンを見る必然性というものは薄い感じがします。
娼館エッチシーンは全部見た方が良いですけど。
娼館といいつつメイン対象キャラは一人ですが。
とは言えエッチシーンそのものが(趣向が合えば)全くエロくないということは全然ないので
(趣向が合う人は)エッチシーンも入り込めると思います。
その趣向は7割ふたなりなのですけど。
ストーリー傾向
ストーリーは『魔王』を倒す使命を受けた『勇者』が
仲間を庇って行方不明になり『魔王』に助けられるところから始まります。
またゲーム開始時に
この『魔王』に対しても過去様々な出来事があったことが語られます。
『自分』を持たない主人公
体験版をプレイするとすぐわかる内容として、主人公の歪さがあります。
この主人公は『魔王』を倒す使命を持つ『勇者』でありながら
魔王に敗北すると褒美を与えるために股を開きます。
普通であれば悔しさを感じたり恐れをなすものですが、
この子の場合は『人間との訓練』で学んだことを魔王相手でも当て嵌めているのです。
つまりこの『勇者』は人間に教えられたことを
なんの疑問も抱かずに誰にでも実践する馬鹿素直だということです。
最初にこの歪さを状況説明文もなく
キャラクターの台詞だけで表現しているのは構成力の高さを感じられます。
あと何故こんな勇者になっているかも終盤でちゃんと説明されます。
この作品はそんな勇者が魔王の配下と交流することによって、
自分が何のために誰と戦うかを見つけていくシナリオになります。
因みに『人間が悪』という話でもないので『魔物側が良い存在』ってことでもないです。
人間の自分勝手さにブチ切れている敵さんもいますしね。
加えて最終決戦は綺麗事だけでない部分もちゃんと見せてくれるので
勇者がなぁなぁな存在にならないのは好感の持てるところ。
サークルさんのci-enを見ると、
元は小説を書いていたと記事にあるので話の組み立て方は納得の出来です。
エッチシーン
エッチシーンは最初の魔王戦での『自分より強い人に褒美を与える』という人間の教えを実践するため
強敵に敗北した場合は(ある意味同意の上での)敗北エッチになります。
別に娼館での仕事というエッチシーンもありますが、
こちらはぶっちゃけ(メインヒロインっぽい)ニーナのエッチシーンになります。
他にボス戦敗北、又は勝利後に一部のボスとの娼館エッチシーンもあります。
ふたなり要素
そしてこのゲーム、思った以上にふたなり作品でした。
まず娼館でのニーナとのエッチシーンはすべてふたなりありです。
これも主人公に生えるものとニーナに生えるものがあり
主人公はどちらも『受け』ですが、ふたなり受け攻め両方が堪能できます。
また一部の敗北エッチでふたなりに犯されるもの、ボスの娼館シーンもだいたいふたなり。
ふたなりがなくても女性モンスターからの触手攻めみたいなシーンになるので、
全体の男女比で言えば2:8ぐらいのシーン数になっています。
しかも女の9割はふたなりがあるというね。
まとめ:ストーリー重視に見える
プレイ感覚として、作者さんの思惑はわかりませんがストーリー重視系の作品に見えます。
その中でエッチシーンも確り描かれており、
好みは分かれるでしょうがふたなりが豊富でとても良いです。
作者さんはci-enでエロゲーとしての完成度が低いと書いていますが、
まぁ『エッチなゲーム』としての必然性は確かに低い。