サークル「したまちぽんぽん」さん作
「フィールとエロトラップダンジョン」
昨今エロトラップダンジョン系作品が多く発売されていますが、こちらは2020年4月発売の作品。
題材としては自身と敵のステータスを見比べ運要素の一切ない攻防を繰り返し、
配置されているアイテムやカギで自身を強化しながら進む戦闘なしのマップ探索型RPG。
故にエロトラップダンジョンというよりもパズルゲーム的な感覚になります。
難易度について
このゲーム単純にクリアすることだけを考えるなら、迷うところは一切ありません。
というのもパズルを解くのに必要なのは自身のステータス値であり、
解答に失敗した場合は解答前のステータス+αの恩恵を受けてのやり直しになるからです。
そのため失敗すれば失敗するほど攻略が楽になる設計。
故にクリアできないということは一切ありません。
逆にノーミスでクリアできるかと考えると、こちらはそれなりに頭を使います。
ただ基本的には如何にダメージを減らしながらカギを回収するかを考えれば大丈夫。
またすべてのアイテムを取得できなかったとしてもノーミスクリアは可能です。
フィールちゃん
さてこのゲームのエロ要素は主人公フィールのちっちゃくてプニッとしたボディが
触手やスライムといった異種姦で陵辱されるさまにどれだけ興奮するかに掛かっています。
その点HCGのクオリティは高く、崩れもなく、タッチも綺麗。
種類も異種姦、催淫ガス、魔法陣、蟲などで全12種。
CG集として、値段を見てもお買い得です。
容量でかすぎ問題
ただ一つ問題あるのがこのゲーム。
解凍後はなんと1.6GBも容量があります。
何にそんなに使ってるの? といえばCG系統の容量です。
Hシーンが12種類で容量がそんなに行くということは、差分が多いのか?
というとそうでもなく。
量が多いのは立ち絵(っぽいファイル)の数です。
その数なんと442ファイル。
しかも1ファイル2MB近い容量があり、これだけで900MBほどあります。
残りのCGっぽいファイルは93個で126MB。
つまりこのゲーム、CGに比べて立ち絵が7倍ほど容量を喰っているのである。
しかしてそこに問題があるかといえば、通常は問題ない。
CGが大容量できれいなのは良いことだ。
ただ残念なことに実害が起きてしまっているのもこのゲーム。
CG一枚の容量が非常に大きいため、立ち絵の差分切替時に一瞬立ち絵が消えてしまうのである。
これはHシーンも同様で、HCGの切替時に一瞬消えます。
Hシーンに関してはスクリプトの書き方でなんとかなりますし、
立ち絵の方はもっと容量削れたのではないだろうかと思えなくてなりません。
こういった表示周りが少し残念な印象にはなっています。
総評:相対的に文字が小さい
またCGに対応してかツクールMV作品としては画面サイズが大きいのですが、
拡大した画面に対して文字のサイズがデフォルトのままです。
一般的なRPG作品に比べて文字が小さいので、一部メニューが確認しづらくなっていたりします。
まとめとして、
イラストはよく難易度もノーミスクリアを目指すなら程よく、
お値段も手頃でゲームとしての満足度は高いです。
ただシステム面で見るともう少し気を配って欲しかったところはある作品。