漫画にするかCG集にするか迷いましたがCG集の方で。
サークル「human3dcgLab」さんより2022年08月02日に発売されている
「ふたなり勇者の物語 ~痴女神官と魔力制御訓練~」の感想記事になります。
高精細3DCGを作られているサークルさんにしては販売数が少なく、
どこに気になる点があるのだろうというのを個人的にまとめたもの。
何が購入者の感性に訴えられないのかってお話。
作品内容
ストーリーは魔力のコントロールを上達させたいふたなり勇者に対し
女神官がふたなりチンポを責めて集中力を鍛えるといった展開。
画としては手コキに騎乗位での搾精と、
ふたなりを責められるのが好きな人にとっては大変満足できるシチュエーション。
モデルの完成度
3Dモデルはかなり精細で、特に髪の毛はとてもリアルに作られています。
身体も筋肉の配置や立体感に破綻もなく、リアル体型の女性として非常によくできています。
アセットかもしれないと言われたそれまでですが。
エロさ
総じて、ふたなり作品における「女の人同士がまぐわっている状態」
という点のみでいえば非常に満足できる作品です。
それだけなら先駆者たくさんいないか?
と言われたらそうなのですけどね。
台詞の整合性
全体的に気になる点を指摘する前に、個人的な好みも入るのですが一点。
このサークルさんの作品は
「漫画」「コマ割りの台詞なし」「コマ割りする前の画像」の3種が同梱されています。
直前の「エロさ」の部分に書いていますが「女の人同士がまぐわっている状態」は満足できるのです。
それは「コマ割りの台詞なし」か「コマ割りする前の画像」に該当する部分です。
じゃぁ「漫画」がエロいのかというとこれがちょっとクセモノ。
あくまで個人的な評価と前置きますが、内容と台詞の表現がかなり合ってない。
例えば上記コマで女勇者の喘ぎ声がピンクの文字のでかい吹き出しになっていますが、
あの表現は2DCGでいえばトロ顔晒して大口開けて喘ぐような場面ですよね。
それに対する3Dモデルの表情は非常に静か。
また「パンッパンッ」といった擬音もピンクのデカ文字で表現していますが、
リアル調3Dだとそういった漫画的表現ってかなり難しいのですよね。
(問題なくやれる人も居ますけど)
こういった3Dモデルと表現方法の乖離が全ページに渡るので、
漫画の方で見るとかなり表現不足を感じます。
それがサンプルCGでわかってしまうのが手に取られにくい要因かもと。
画質の問題
ここから全体的な気になる点。
まず一番気になったのは画質。
こちらの作品はjpgとpdfが同梱されていますが、
jpg画像は 2685 x 3840 と非常に大きなサイズとなっています。
大きなサイズであれば細部まで確認でき、それだけで評価の上る人もいます。
しかし本作の場合、オリジナルサイズに拡大するとjpg圧縮時の粗がかなり見えます。
正直言って非常に悪い。
皮膚のテクスチャが乾燥肌みたいにガサガサしているというのはまぁさておき、
拡大時に粗いならばまだ縮小してあった方が客としては助かるでしょう。
一番いいのは圧縮が気にならない画質での出力ですけど。
容量問題
これは上記のファイルサイズに起因するのですが、CG集としては非常に大容量です。
本作に至っては2Gあります。
画質問題の繰り返しで、細部が見られてより満足できるなら2Gでもいいですが
拡大して見るに堪えない荒い画像を大量に入れて2Gは購入者の環境を圧迫するだけでしょう。
なお次回作に至っては7Gもある。
まとめ:おすすめできるか
私の評価として、リアルな3DCGでふたなりを題材にしてくれるという点で
それだけで応援できるサークルさんですが、満足度は非常に低いです。
兎にも角にもまず画質。
次に容量。