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【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

発売から2ヶ月たち、ネタバレも色々出ているので
本ブログでも10年前のB.B.考察記事に続く
13章真相編を書いていきます。

当然ネタバレ全開なので未プレイの方は注意してください。

あと10年前の自分の考察記事は8割型間違ってました。
というより13章で提示された内容が12章までとほぼ関係なかったので。

【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

前提のお話



まず13章で判明した事実として、
惑星ミラと地球(故郷)が存在するのは別の世界だった、
というものがあります。

地球脱出後、地球の存在した世界はゴーストや消失現象の果に消滅しており、
白鯨はそれと同時に異世界転移しています。

また世界と世界の間にはすべての世界と繋がる「狭間の世界」があります。
そして狭間の世界にはすべての世界の人間の意識が集合している「場」があります。

その「場」に存在する意識は特定の手法を取れば現世に表出させることができます。
そして色々な条件が重なったことでB.B.はその要素を担っていたということです。

つまりミラやセントラルライフは関係なく、
B.B.は別の世界から人間の意識を受容して活動していたということです。


なお前の考察で私はB.B.の動力に関して指摘していますが
あれには明確な回答がなかったので不明(他のクエストで見落としてなければ)。

とりあえず平常時全く意識することなく補給ができる、
と思っておけば大丈夫かと。

一応狭間の世界の意識を受信してるから動力無しで動いてるわけではない(多分)。

【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

そうなってしまった時期



どの段階でそうなったか?
については明確な説明はされていません。

常に人間の意識は狭間の世界にリンクしていますが、
平常時は現世の人間の意識=境界世界の意識になっていると思われます。

しかし「死ぬ」=「肉体という器がなくなる」または「世界が消滅する」と意識は狭間の世界にのみ残ります。
これはラストでエルマの母星の人々の意識が確認できるの恐らくそう。

【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

ではB.B.はどうか。
サンプリングした時点で、その世界にはその人物の意識が2箇所に存在します。
DB内と肉体の中。
※なおサンプリング後、肉体がずっと存命していたかは不明

ただ肉体はカプセルの中にある、と話しているので
・肉体を専用設備に投入
・サンプリング
・B.B.起動
・この時点でその人は元の体が設備内に保管されていると認識している
・生死は別にして、肉体をB.B.の前に出すようなことはない

つまり地球の存在する世界が消滅する際、
肉体は仮死状態などでどこかに保管されていたかと思われます。
※すでに焼却処分等されていた可能性もありますが、
 流石に脱出できる保証がない状態で元の人間の体を消失させるかは不明。
 サンプリングした際に負荷に耐えられず死亡する可能性もありますが…。

【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

そして肉体は世界の消滅とともに消え、意識は狭間の世界にのみ残る。
はずが白鯨に積まれたDBの中にも人間の意識はあります。

ただここで本末転倒な話、
そもそもB.B.とセントラルライフが設計通りに稼働していたか不明な点があります。

肯定も否定もされていないのですが、
セントラルライフが(狭間の世界から意識を受信する)中継点でしかなかったという話がされています。

画像にすると


【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

地球消滅前(設計通りに動作した場合のB.B.)がこんな感じ。


【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

そして12章時点で提示されていたのはこんな感じ。


【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

実際のところは地球にいる頃からこんな感じで。


【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

13章で判明したのがこんな感じ。


ただ地球消滅後、2年間の航行時はDBもまだ無事なため、
この段階ではB.B.に送られる意識はDBに保存されているものになっている(はず)。

ミラ落下時DBが損壊したことで、B.B.に送られる意識は狭間の世界からのみとなる。
ただしこれが起こるのは「生きようとする意思」を常に発している人物に限られるようなニュアンスがされています。

【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

まとめ:なぜDBが損壊してもB.B.が活動できたのか



ミラ墜落時にDBが壊れて意識が存在しないはずなのにB.B.が活動できている理由は

世界の構造自体にDBがなくてもB.B.を動かす仕組みがあった。

ということになります。
正確には逆ですが。

つまりB.B.が動けたことと惑星ミラは関係ない(かもしれない)ということ。
あくまで13章の尺ではそうなってます。
尺がなくて説明されてないだけの可能性もあります。


一応13章の内容だけで判断すると
惑星ミラもその世界にある単純な一つの惑星ということになっています。

ただニール・ネールのキズナクエストで、各地にクリュー星系の技術が使われていたり
環境改善装置が設置されているため「惑星に対して何かがあった」ことは仄めかされています。

それが狭間の世界とのリンクを強くした可能性はあります。

【ゼノブレイドクロス】B.B.についての考察(13章版)

主人公について補足



Q.主人公の特異性は?
A.特にない

英雄が「自分に似ている」と発言しているため
英雄の一部が混在しているとも取れますが
ストーリー上は単純に「自分と行動原理が似ている」とも取れます。

メタ的に見ると、元々は英雄=主人公だったため(アートワークの内容的に)
元々の主人公の一要素を継承した新主人公。


Q.なぜ最終的にアレスに乗れたの?
A.不明

そもそも生体でないと搭乗できない理由が説明されてないため謎。

ただラストの展開を見ると、
・アレスは別の世界にアクセスする機構を元に作られている
・アレスは狭間の世界の意識の受容体として利用できる
・地球にいるときのB.B.は狭間の世界とつながってない

という状態から、地球時代のB.B.でアレスに乗ると意識のリンクが切れてしまうのかもしれません。
つまり現状のB.B.なら全員アレスに乗れる(現に13章クリア後は全員乗れる)