【ふたなり】零月のラウラ 感想レビュー
サークル「ぴよこ軍団」さんより2023年07月07日発売の
「零月のラウラ」の感想記事となります。
Q.なぜ発売から二週間後に記事を書いている？
A.クリアまでめっちゃ長いからです（未だクリアしてない）
作者さんとシナリオと人を選ぶ点
作者さんのPIYOとは昔「てーきゅう」というギャグ漫画の作画を担当されていた方です。
そのためか、作中ではコメディタッチの要素が豊富です。
5年ぶりの幼馴染との再開前に練習することがパンチラとか。
ただ話の大筋は人死がでるほどシリアスなものです。
ここが人を選ぶ点ですが、メインキャラは一人を除き両親が劇中で他界します。
そしてその一人も父親が死んでいます。
※一人は明確に説明されていませんが恐らく死んでいます。
そんな状態ですがキャラクター達は「その関係のイベント以外」でそれに言及することが殆どなく、
主人公とメインヒロインは両親が死んだ直後にバカップル化する状態です。
現実逃避してる部分もあるとは思いますが。
※なお理由付けはされていますが理由が出るのはプレイ時間にして6時間後
というわけで、本作はガチで死生観を描写してるわけではないので当然とはいえ、
人の死というものに割りと鈍感に描かれています。
この辺りのノリが気になるならプレイはやめた方がいいです。
え？ エロシーンだけみたい？
全開放がないんですよねぇ…クリアまで30時間掛かるのに…。
百合とふたなりゲーム
さて人を選ぶ部分の話は終わったので、後は良い部分を書いていきましょう。
まず本作は百合とふたなりのゲームです。
個人的にも「ふたなりは百合ではない」と思っていますが、
本作は女の子同士の好きという気持ちで繋がる「百合」の要素と、
肉欲に支配された繋がりたいふたなり要素が分けて収録されています。
主人公とメインヒロインの最初のシーンはちゃんとペニスのないレズシーンです。
その後ふたなり化魔法を覚えるのでレズシーン(殆ど)なくなりますけど。
ふたなりに対する配慮
ふたなりは人を選ぶもの。
そんなわけでか作中に多様な配慮が見て取れます。
例えば全エロシーンに言えますが、シーンは開始前に閲覧の有無が選択できます。
これにより見たくないシーンは飛ばしていけます。
なおエロシーンは百合とふたなり以外に
ノーマルシーンの他、パパ活っぽいものもあります。
そういうのを見たくない人も飛ばしましょう。
なお仲間キャラの一人は最初からふたなりであるため、
このキャラのシーンのみどうやってもふたなりを回避することはできません。
見なければ良いだけですけど。
ただし戦闘中に衣装が破損したときもふたなりチンポが見えるようになっています。
このため回想部屋にてカットイン時のふたなりを消せるようになっています。
消せるどころかサイズも変更できるようになっています。
ふたなり好きでもサイズの好き嫌いは色々ありますからね。
果たしてふたなり全開の宣伝してるゲームをふたなり嫌いが買うかはわかりませんが、
配慮が行き届いているのは良いことですね。
しかし一つ言わせてもらえば
それを捨てるなんてとんでもない！
なおタマの有り無しは選択できません。
このゲームはふたなり化魔法を使った場合もタマ有りです。
百合に挟まるふたなりの許容
配慮として特殊だったのは「純潔百合ガチ勢」用の選択肢があることです。
ただこの直後のシーンが天然ふたなり子を交えた3Pであるため、
「ふたなり」そのものをガチの対象にしたのか、「ふたなりが挟まること」をガチの対象にしたかは不明です。
故に後の主人公たちのふたなりシーンまで規制されるかは不明です。
だってその選択をするなんてとんでもない。
まぁ直後にこんなセリフがあるので3Pシーンだけの気はしますが。
顔の描き分け問題
しかし製品サンプルを見たりここまで読まれた方はお気づきであろう。
このゲーム、キャラの顔の書き分けがほぼされてないのである。
作者の趣味か癖かわざとか手癖かは不明。
目つきが違ったりはしますが、殆どの立ち絵の顔の傾き方が同じだったり、
主人公ラウラと仲間ヴィタの顔が殆ど同じだったりしてプレイ中は結構違和感。
そのためエロシーンも同じ顔が乱舞します。
そこにエロスを感じられるかは人次第。
あと大変長い。
私はプレイが遅いタイプですが、
一番難易度の低いサクサクプレイ状態でも全員集合まで3時間以上かかりました。
ただヴィタの過去編で同じ道を4,5回走らされたりしたので、
あぁいう部分はもうちょっと削れるのではないかと思わないでもないです。
まとめ：百合とふたなりのゲーム
メインストーリーなどに人を選ぶ部分はありますが、
エロシーンだけで言えば多少ノーマルもありつつ、
メインはバカップルの百合ふたなりシーンと、巻き込まれた二人のふたなりシーンなどです。
あと兜合わせやふたなり同士のプレイも普通にあります。
百合とふたなりが好きであればプレイしてみて間違いなし。
ただメインストーリーが非常に長いので、エロシーンだけだとおすすめしにくいのが問題か。
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